ヒトに不老不死を与えるといわれる霊薬。
古くは竹取物語に代表され、数多の創作物において万能の奇跡と謳われてきた。
同時に、命に限りあるヒトにとって不死の霊薬は大願にも等しい空想の産物でもあった。
霊薬は実在する。
しかし、その事実を知るものは少ない。
戦国の世において土御門家がとある霊山にて発見、保護、封印し、長らく緘口令と共に門外不出とされてきた神具とも呪具ともつかない石の様な「それ」は、時代の移り変わりによって管理を比良坂機関に移譲された後も、ただ静かに、地下深くで眠っていた。
この瑪瑙石にも似た物質「黒伽羅」こそ、人に不死を与える霊薬の祖の正体である。
そして現在、黒伽羅は何者かによって奪われてしまう。
本来ならば比良坂機関により地下深くにて厳重な管理下にあるはずの黒伽羅であるが、今年は運悪く、数十年に一度行われている黒伽羅の浄化儀礼の為に場所を移されるところであった。
事態収拾のため、比良坂機関はPC2を派遣。奪還を厳命する。
また1人では戦力的に心許ないとして、PC2の親友でもあるPC1へ応援を要請した。
今、奪われた「黒」が天を染め上げる。