トレーラー 鯨が空を泳ぐ世界で過去に囚われた者たちは何を見つけるのだろうか記憶は何を紡ぐのだろうか「君がたとえ僕のこと忘れても 僕はもう忘れない 誰も傷つけない」シノビガミシナリオ『Re:ゼロから始めるシノビ生活』
導入順 導入の順番はPC2→PC1→PC3→PC4となる。※下記導入はこの導入順に従って書いている。※描写ではなく、単純にこのような流れの導入と言うだけなのでフレーバーで特技や忍法などを使っても構わない。
PC2導入 ※BGM推奨:雨音 あなたは雨の中、ただただ走る。忍者として任務の中で手に入れたこの濃紺の宝玉は様々な不幸をもたらした。あなたの上司はこれを渡そうとした瞬間に首の骨を何かの力でへし折られ、自宅には下忍や草が見張りに居つき、挙句には居場所を知られて自分まで追われる羽目になっている。何度も転び、すりむき、服はボロボロだったが、ここで立ち止まれば殺されることを確信し、何とか気力を振り絞って言穂町の市街地まで逃げてきた。精根尽き果てたあなたは偶然見つけた民家の庭に塀を超えて、隠れて飛び込む。幸い追っ手はこの場所を見つけきれないようだ。足音が過ぎ去っていく。やがてあなたは安心感からかその場で意識を手放した。
PC1導入 ※BGM推奨:日常系 言穂町のとある民家。今あなたのベッドの上では美しい少女が眠っている。…というのも朝起きて散歩をして帰ってきてみたら庭にボロボロになった同年代の少女が倒れていたのだ。何とか意識のない彼女を介抱し、今は寝かせている。ちょうど今日が学校の休みであったことが幸いした。やがて少女は目を覚まし、あなたと挨拶を交わすだろう。やがて彼女の話を聞いたあなたは、忍者となって彼女を守ることを決意する。
PC3導入 ※BGM推奨:静か系 あなたは風に吹かれ、ふと気の赴くままにこの言穂町にやってきた。ビル街に降りるとビルの上をふわりと巨大な鯨が飛んでいるのが見える。周りの一般人は物見高くスマートフォンやコンパクトデジタルカメラを構えてはその写真を撮る。気ままに空を泳ぐその姿は現代人の荒んだ心など気にしないように雲をなびかせ視界の外へと消えていった。ニュースでは「言穂町にあらわれたクジラのことちゃん」などと最近のピックアップで取り上げられていた。あなたはそんなことなどどこ吹く風、というふうに町の奥へと歩んだ。
PC4導入 ※BGM推奨:不穏系 「闇玉を持った者を見失いました」と震える声であなたの部下は告げる。軽くうなずくと、その部下は元の列へとそっと戻っていった。あなたの目の前には何百という忍者の群れがいる。階級は草から上忍まで様々だが、いずれもあなたのカルト的カリスマ性に狂信し、身を投げうつ覚悟の者達ばかりである。このまま捜索を続ければ見つけることは容易いかもしれない。しかしそれ以上に何か起こりそうだ、という長年の勘があなたに警告を告げる。最後の決着はやはり自身がつけなければいけないのか、とため息をつき、部下たちを一度解散させると自らの足で言穂町に向かって歩を進めた。
PC1 推奨:ハグレモノ・10代後半男性 【導入】 あなたはちょうど散歩をしている時に忍者に追われるPC2と出会い、彼女をかくまうことになる。その際に彼女を守るために貴方はつい最近忍者になったばかりだ。また、PC2からプライズ「誰かの写真」も受け取っている。 【使命】PC2を彼女に害をなすものから守り抜く
PC2 推奨:流派指定なし・10代後半女性 【導入】 あなたは一人暮らしの麗しい少女だ。ひょんなことからあなたは草や下忍の集団に追いかけられるようになる。あなたの持つ「闇玉」を狙ってのことだ。そんな中、偶然出会ったPC1にかくまってもらうことになった。 【使命】プライズ「闇玉」を奪われない
PC3 推奨:流派指定なし・成人女性 【導入】 あなたはこの街にふらりと訪れた女性だ。ミステリアスで美しいことから周囲の人々に魔女と呼ばれている。あなたは風の噂で言穂町に有害な妖魔が出没しているという情報を耳にした。ちょうどいい、形も知らない妖魔を倒して暇つぶしでもしよう。そのためにはこの事件のキーとなる「闇玉」を手に入れなければならない。 【使命】プライズ「闇玉」を手にいれる
PC4 推奨:流派指定なし・30代以上男性 【導入】 あなたは様々な人々から尊敬され、狂信的な部下を持つ人物だ。今回PC2の持つ「闇玉」を部下達に奪うように仕向けたのも自分である。あの宝玉は自身が妖魔をコントロールするのに必要なものだ、存在を知る者を殺し、取り返さなくてはならない。 【使命】PC2を抹殺し、プライズ「闇玉」を取り返す
下忍軍団 概要:NPC 【設定】 闇玉を確保するためにPC2を追う下忍たち。PC4の部下であると同時に狂信者でもある。PCが望めば居場所取得未取得に関わらず戦闘を仕掛けることができる。また、彼らはPCの居場所を全て知っており、下記2つのことができる。・PC4が望んだタイミングで好きなPCに戦闘を仕掛ける(複数人でも可、2サイクルに1回まで)・PC4がメインフェイズ中に戦闘をする時、望めば戦闘に参加する・PC4が指示したことを可能な範囲で行うまた、彼らにも秘密があり、情報判定を行うことができるが、感情による情報共有は発生しない。 【使命】闇玉を取り返す