出口なしII

タイプ:対立・特殊型

人数:2

リミット:2

舞台:近未来、真白いドーム

シーン表:「出口なしII」シーン表

プライズ:金の鍵(保持者:PC2),コールドスリープ・ポッド(保持者:なし)

製作:@HAL_2002

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今回予告

「必ず君を助ける方法を見つけてみせる」――
覚えていたのは『そのひと』のそんな悲壮な言葉だけ。
コールドスリープから目覚めたPC1には何も残されていなかった。
あの言葉の主の姿や顔の記憶さえ。
ここはどこ、今はいつ。扉の前に悲しげに立っている、あのひとは誰。

真白なドーム状の空間、銀の繭のようなコールドスリープ・ポッド。
眠りから覚めたはずなのに、まだ、夢を見ているかのようなこの場所で。
真実は何処に?

――それはあなたの夢だよと、言って欲しかったのはどちらだろう。

シノビガミ『出口なしII』

このシナリオについて

★キーワード:記憶の混乱、妄想の錯綜/キャッチボール的ドラマ作成
       エチュードのような対立型

▼GMと1対1で遊ぶことも可能です。その場合GMは余った方のPCを担当してください。
▼秘匿情報閲覧パス:sleepnomore(PL予定の方は閲覧しないようご注意下さい)

★お勧めのPLさんタイプ:
(1)「出口なし」経験者様
(2)上記が未経験でも、
 「アドリブのキャッチボールがお好き」
 「あちこちの【秘密】により、自PCに急な設定変化が起こる可能性を許容できる(例:公式シナリオ「夜汽車」が大丈夫だった)」
 「ハンドアウトの情報がやや多くても大丈夫」な方はぜひ!

レギュレーション

≪使用ルール≫
▼使用ルールブック:
「基本ルールブック」または「スタートブック1&2」。スタートブック1のみも可。
▼現代編(現代退魔編に変更も可)
▼選択ルールの扱い:
・下位流派可。従者・一般人なし。
 基本ルールブック環境の場合、加えて奥義開発も可。
・禁止:背景「抜け忍」「旧怨」「目撃者」「士道」「不忍」「邪恋」「侵蝕」、奥義改造「人数限定」

≪セッション中≫
▼プライズの扱い:
・秘密は持ち主のみ閲覧可能。
・移動は戦果によってのみ行われる。
・勝者は戦果として「プライズを相手に押しつける」ことを選んでもよい。
▼互いの【居所】は入手済で開始。第1サイクルの行動順はPC1→PC2。
▼クライマックスは2サイクル目の終了後に自動的に発生する。

※PC1のPL様は、PC2は「プライズ『金の鍵』」を使用できることに注意されたし。

こんな遊び方も & GMした後で【秘密】を知らずにPLする、1on1

▼PC1と『そのひと』の、過去の関係について、
 事前に簡単に設定を作っておく遊び方も出来ます。
 セッション準備に余裕がある場合ですが、PL同士で相談して創作してみて下さい。
 互いが大切であったほど、ドラマチックになりお勧めです。
 舞台がいつとも分からない未来の世界なので、世界観はかなり自由です。

 もちろん決めずにおいても大丈夫です。セッション中にアドリブでばりばり合作して下さい。

▼GMした後で【秘密】を知らずにPLする
 これが可能なシナリオです。
 秘匿情報を開いても、≪※閲覧注意≫のついている欄をスクロールしなければ、
 GMした後でも重要な秘密を知らずにPLすることが可能です。
 それでも少しだけ構造は分かってしまう部分はあるので、
 PL予定の方は秘匿情報閲覧はしないようご注意下さい
 PLしたいけどGMして下さる方は(ありがとうございます!)、
 もしよろしければこの仕組みをご利用下さい。
(※注意:上方の「テキスト出力」ボタンを押した場合は見えてしまいます)

▼1on1で遊ぶ場合
 上の項目と同じく、自分の使う【秘密】以外はスクロールしなければ、
 1on1(片方がGMを兼任)で遊ぶこともできます。
 ちょっと不安なときは、秘密配布のみ行う係を承りますので、以下をお気軽にご利用ください。
 http://rpg.fool.jp/etc/secretdelivery.html

「出口なしII」シーン表

01:真白く広いばかりのドーム状の空間。蓋の開いた銀色のポッドから、僅かに冷気が漏れ出して床を這っている。
02:真白く広いばかりのドーム状の空間。ただ一つの扉はつるりと壁に溶け込み、まるで映画の宇宙船のようだ。
03:真白く広いばかりのドーム状の空間。天井は奇妙に高く、継ぎ目の一つもない。
04:真白く広いばかりのドーム状の空間。曲面に沈黙しているいくつもの機械はカメラかスピーカーか、そもそも動いているのだろうか。
05:真白く広いばかりのドーム状の空間。ふと背後からいくつもの視線を感じたような気がしたが、そんな筈はない。
06:真白く広いばかりのドーム状の空間。風の音を聞いたような気がしたが、幻聴だろうか。それとも、「外」の?

連絡先とお礼

twitter: @HAL_2002
分かりづらい所などございましたら
お気軽にお問い合わせください(挨拶不要です)。

▼スペシャルサンクス:
・らっこさん
・やっきぃくん、ありろくん(テストプレイ、調整協力、プライズ最終行)
・Pさん、よはんさん(秘匿情報内FAQ参照)
・蒼野さん、小鳥さん(03.03の大幅バグ修正はおふたりのお蔭です)
・五月皐さん、けいしーさん(感情に関するルール確認)
このシナリオの開始状況は、らっこさんのフレーズに触発されたこのやりとりで発生したものです。
http://togetter.com/li/629017
全裸でなくなってしまったことを全力でお詫びしつつ、ありがとうございました!

(更新・修正:
 03.03/禁止背景「邪恋」「侵蝕」追加、プライズの【秘密】に追記、PC2【秘密】微調整
 03.04/禁止背景「士道」追加、プライズの【秘密】に追記(功績点の件))

ハンドアウト

PC1 推奨:自由(PC2と得意分野の異なるもの)

【導入】
あなたはコールドスリープから目覚めたばかりである。
『そのひと』の最後の言葉以外のほとんどの記憶を失って。
あなたを救ってくれた人は、どこにいるのだろう。
あなたの使命は「PC2の秘密を知り、扉の外に出る」ことである。

【使命】
PC2の秘密を知り、扉の外に出る

PC2 推奨:自由(PC1と得意分野の異なるもの)

【導入】
あなたは真白いドーム状の部屋の中、扉の前に立っている。
あなたの使命は「扉を守る」ことである。

【使命】
扉を守る

NPCハンドアウト

金の鍵 概要:プライズ

【設定】
PC2が金の鎖で首にかけている金色の鍵。
使用した場合、PC2の背後の扉が開く。

基本的には計画判定(ランダム)で使用できる。使用すると、セッションがエピローグに移行する。
(この場合のエピローグの最初のシーンは扉を開けた先を舞台とし、「金の鍵」の使用者が登場キャラクターを「決定」する)
クライマックス終了時に、その時点での持ち主が使用する場合には、判定や手番を必要としない。

【使命】

コールドスリープ・ポッド 概要:プライズ(秘密なし)

【設定】
PC1が眠っていた銀色の繭のようなポッド。中の人間が、目覚めるのに相応しい状態に回復すると、自動的に開く。
高い技術で作られており、肉体を損傷することなく保存することができるが、記憶障害を引き起こす副作用がある。程度はさまざま。

このプライズは誰かの手に渡らない。
クライマックスの勝者は、戦果として「コールドスリープ・ポッドを使用する」を選択してもよい(対象も任意に選択可)。

【使命】