今回予告 「必ず君を助ける方法を見つけてみせる」――覚えていたのは『そのひと』のそんな悲壮な言葉だけ。コールドスリープから目覚めたPC1には何も残されていなかった。あの言葉の主の姿や顔の記憶さえ。ここはどこ、今はいつ。扉の前に悲しげに立っている、あのひとは誰。真白なドーム状の空間、銀の繭のようなコールドスリープ・ポッド。眠りから覚めたはずなのに、まだ、夢を見ているかのようなこの場所で。真実は何処に?――それはあなたの夢だよと、言って欲しかったのはどちらだろう。シノビガミ『出口なしII』
このシナリオについて ★キーワード:記憶の混乱、妄想の錯綜/キャッチボール的ドラマ作成 エチュードのような対立型▼GMと1対1で遊ぶことも可能です。その場合GMは余った方のPCを担当してください。▼秘匿情報閲覧パス:sleepnomore(PL予定の方は閲覧しないようご注意下さい)★お勧めのPLさんタイプ:(1)「出口なし」経験者様(2)上記が未経験でも、 「アドリブのキャッチボールがお好き」 「あちこちの【秘密】により、自PCに急な設定変化が起こる可能性を許容できる(例:公式シナリオ「夜汽車」が大丈夫だった)」 「ハンドアウトの情報がやや多くても大丈夫」な方はぜひ!
レギュレーション ≪使用ルール≫▼使用ルールブック:「基本ルールブック」または「スタートブック1&2」。スタートブック1のみも可。▼現代編(現代退魔編に変更も可)▼選択ルールの扱い:・下位流派可。従者・一般人なし。 基本ルールブック環境の場合、加えて奥義開発も可。・禁止:背景「抜け忍」「旧怨」「目撃者」「士道」「不忍」「邪恋」「侵蝕」、奥義改造「人数限定」≪セッション中≫▼プライズの扱い:・秘密は持ち主のみ閲覧可能。・移動は戦果によってのみ行われる。・勝者は戦果として「プライズを相手に押しつける」ことを選んでもよい。▼互いの【居所】は入手済で開始。第1サイクルの行動順はPC1→PC2。▼クライマックスは2サイクル目の終了後に自動的に発生する。※PC1のPL様は、PC2は「プライズ『金の鍵』」を使用できることに注意されたし。
こんな遊び方も & GMした後で【秘密】を知らずにPLする、1on1 ▼PC1と『そのひと』の、過去の関係について、 事前に簡単に設定を作っておく遊び方も出来ます。 セッション準備に余裕がある場合ですが、PL同士で相談して創作してみて下さい。 互いが大切であったほど、ドラマチックになりお勧めです。 舞台がいつとも分からない未来の世界なので、世界観はかなり自由です。 もちろん決めずにおいても大丈夫です。セッション中にアドリブでばりばり合作して下さい。▼GMした後で【秘密】を知らずにPLする これが可能なシナリオです。 秘匿情報を開いても、≪※閲覧注意≫のついている欄をスクロールしなければ、 GMした後でも重要な秘密を知らずにPLすることが可能です。 それでも少しだけ構造は分かってしまう部分はあるので、 PL予定の方は秘匿情報閲覧はしないようご注意下さい PLしたいけどGMして下さる方は(ありがとうございます!)、 もしよろしければこの仕組みをご利用下さい。(※注意:上方の「テキスト出力」ボタンを押した場合は見えてしまいます)▼1on1で遊ぶ場合 上の項目と同じく、自分の使う【秘密】以外はスクロールしなければ、 1on1(片方がGMを兼任)で遊ぶこともできます。 ちょっと不安なときは、秘密配布のみ行う係を承りますので、以下をお気軽にご利用ください。 http://rpg.fool.jp/etc/secretdelivery.html
「出口なしII」シーン表 01:真白く広いばかりのドーム状の空間。蓋の開いた銀色のポッドから、僅かに冷気が漏れ出して床を這っている。02:真白く広いばかりのドーム状の空間。ただ一つの扉はつるりと壁に溶け込み、まるで映画の宇宙船のようだ。03:真白く広いばかりのドーム状の空間。天井は奇妙に高く、継ぎ目の一つもない。04:真白く広いばかりのドーム状の空間。曲面に沈黙しているいくつもの機械はカメラかスピーカーか、そもそも動いているのだろうか。05:真白く広いばかりのドーム状の空間。ふと背後からいくつもの視線を感じたような気がしたが、そんな筈はない。06:真白く広いばかりのドーム状の空間。風の音を聞いたような気がしたが、幻聴だろうか。それとも、「外」の?
連絡先とお礼 twitter: @HAL_2002分かりづらい所などございましたらお気軽にお問い合わせください(挨拶不要です)。▼スペシャルサンクス:・らっこさん・やっきぃくん、ありろくん(テストプレイ、調整協力、プライズ最終行)・Pさん、よはんさん(秘匿情報内FAQ参照)・蒼野さん、小鳥さん(03.03の大幅バグ修正はおふたりのお蔭です)・五月皐さん、けいしーさん(感情に関するルール確認)このシナリオの開始状況は、らっこさんのフレーズに触発されたこのやりとりで発生したものです。http://togetter.com/li/629017全裸でなくなってしまったことを全力でお詫びしつつ、ありがとうございました!(更新・修正: 03.03/禁止背景「邪恋」「侵蝕」追加、プライズの【秘密】に追記、PC2【秘密】微調整 03.04/禁止背景「士道」追加、プライズの【秘密】に追記(功績点の件))
PC1 推奨:自由(PC2と得意分野の異なるもの) 【導入】 あなたはコールドスリープから目覚めたばかりである。『そのひと』の最後の言葉以外のほとんどの記憶を失って。あなたを救ってくれた人は、どこにいるのだろう。あなたの使命は「PC2の秘密を知り、扉の外に出る」ことである。 【使命】PC2の秘密を知り、扉の外に出る
金の鍵 概要:プライズ 【設定】 PC2が金の鎖で首にかけている金色の鍵。使用した場合、PC2の背後の扉が開く。基本的には計画判定(ランダム)で使用できる。使用すると、セッションがエピローグに移行する。(この場合のエピローグの最初のシーンは扉を開けた先を舞台とし、「金の鍵」の使用者が登場キャラクターを「決定」する)クライマックス終了時に、その時点での持ち主が使用する場合には、判定や手番を必要としない。 【使命】
コールドスリープ・ポッド 概要:プライズ(秘密なし) 【設定】 PC1が眠っていた銀色の繭のようなポッド。中の人間が、目覚めるのに相応しい状態に回復すると、自動的に開く。高い技術で作られており、肉体を損傷することなく保存することができるが、記憶障害を引き起こす副作用がある。程度はさまざま。このプライズは誰かの手に渡らない。クライマックスの勝者は、戦果として「コールドスリープ・ポッドを使用する」を選択してもよい(対象も任意に選択可)。 【使命】