R&R110掲載マギカロギア ほしかげ紀行シーン表から抜粋しています(判定は除いています)
1:ごとごと。ごとごと。硝子よりも透き通る銀河の水辺を走る。色とりどりの花々が星の光に冴え渡っては通り過ぎてゆく。
2:ふと、目を覚ます。汽車に揺られていつのまにか眠っていたらしい。夢の中で、誰かと会っていた気がしてならない。……誰とあっていたんだっけ?
3:銀河の水辺にぽつりと浮かぶ島に、目のさえるような白い立派な十字架がそびえている。
4:窓から銀河を見つめる。いつの間にか、黒い外套を着た少女がいた。あなたに気が付くとお菓子を差し出し、にこりと笑って去っていく。
5:車窓の向こうに、星明りに照らされたススキ野原が青白く広がる。不思議な文様の描かれた三角標が何本か、ぽつり、ぽつりと立ち尽くしているのが見えた。
6:銀河を超える渡り鳥の群れ。しばし汽車と併走し、やがて離れ、天の川のようにキラキラした光の帯になっていく。