冬椿、落ちて朱く

タイプ:対立型

人数:4

リミット:3

舞台:退魔編

シーン表:冬椿シーン表

シークエンス:通常

プライズ:遺言状(保持者:PC④)

製作:MASASHIGE

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トレーラー

息すらも凍る季節。
しんしんと雪の降る中、一人の男が息を引き取った。
男の名は『御剣深紅郎』。
鞍馬でも有数の退魔の一族たる御剣家の当主であり、その証たる『零鉄』の名を持つ忍であった。
ひっそりと、粛々と、その血の運命のように死んだ彼には二人の子がいた。

初七日が明ければ襲名の儀。
子のどちらがその名と使命を継ぐのか。
当事者たちの思いをよそに好奇の目が寄せられる。

―-『零鉄』を継ぐ儀は常に血に彩られるという――

シノビガミ『冬椿、落ちて朱く』

落ちし椿を緋に染めるのは、血か火か、はたまた刀の錆か。

レギュレーション

1.功績点10で作成、長所2個、弱点2個まで取得可能。
2.プライズの秘密は入手すると手に入る。情報判定はできない。
3.遺言の効果でプライズを任意の対象に渡すことができる。

冬椿シーン表

2:中庭。かつては鍛錬の場として使われたそこは、一面の雪に覆われている。
3:調理場。絶えず煮炊きをするここだけは、冬の寒気の近づく隙もない。
4:ここは雪吊りされた松の並ぶ庭園だ。時折、緩んだ雪が鈍い音を立てて地に落ちる。
5:外ではしんしんと雪が降り続く。静寂の中、ストーブ上のやかんが音をたてる。
6:長い廊下に足音が響く。過ぎゆく部屋から聞こえるのは、誰の囁き声か。
7:誰もいない静かな和室に、パチパチと囲炉裏の火の音が爆ぜる。時折吹く冷たいすきま風にその火がゆらゆらと揺らめく。
8:……窓を打つ音が、確かに聞こえた。この雪の中、誰かが外にいるというのだろうか?
9:暗闇の中に立てられた一本の蝋燭。揺らめく火に人影が浮かんだ気がした。
10:屋敷内の一室。外の雪が音を吸い込み、部屋の中までも一面の静寂に満たしている。
11:玄関。置かれた靴のうち一足は、もはや永遠に使われることはない。
12:深々と積もる雪、冬の静寂。そんな中響き渡る、硬質の音。そう、何かを打ち付ける音が聞こえる。シーンに登場したキャラクターは《呪術》で判定し、成功すると誰かに《呪い》の変調を与えることができる。失敗すると《呪い》の変調を受ける。

ハンドアウト

PC① 推奨:ハグレモノ 長子

【導入】
父が死んだ報せを受けたのは旅先のことだった。
母の死後、父との折り合いがつかずに家を出たあなたは、
結局その死に目に遭うことすら出来ず、和解の機会を永遠に喪った。
それでも家に戻ったのは、父が遺した最期の言葉に応えるためだ。
死の間際に父から届いた手紙にはこうあった。
「零鉄の名を継げ」と。

【使命】
『零鉄』の名を継ぐ。

PC② 推奨:鞍馬神流 次子

【導入】
母の死、PC①の出奔。
取り残された家の中で、あなたとあなたの父だけは、
連綿と続く妖魔退治の宿業を、変わることなく背負い続けてきた。
父が死に、その日が来たと覚悟を決めたあなたの前に現れたのはPC①。
今更、何を。

【使命】
『零鉄』の名を継ぐ。

PC③ 推奨:比良坂機関、女性

【導入】
喪服に身を包み、あの人の葬儀を執り行う。
喪主としてこの家を取り仕切るのは今だけ。
血の繋がらない子のどちらかが名を継げば、
この家でのあなたの役目は終わりを迎える。
ただ、それまではあの人の想い出を抱えていたい。

【使命】
御剣深紅郎の子に『零鉄』の名を受け継がせる。

PC④ 推奨:自由

【導入】
あなたは『零鉄』に仕えている忍だ。
数々の妖魔を屠り、殺した数だけの呪詛を浴びた主人。
その最期が畳の上だったのは、幸か、不幸か。

亡くなる直前、病床の主に呼ばれたあなたに託されたのは
『零鉄』の名を継ぐための遺言状。

襲名の儀を滞りなく行うことが、彼に仕えた最後の証。

【使命】
襲名の儀を執り行う。

NPCハンドアウト

御剣深紅郎 概要:

【設定】
御剣家の五代目当主。
先祖代々の異名『零鉄』を引継ぎ、
退魔士として多くの妖魔を屠ってきた男。
その最期は病によるものであった。

【使命】
『零鉄』の名を受け継がせる。

御剣佐和子 概要:

【設定】
若くして亡くなったPC①、PC②の実母。
比良坂機関から遣わされた。
自らのことをあまり語らない、そんな女性だった。

【使命】
兄弟が仲良く暮らす。

遺言状 概要:

【設定】
PC④が持つプライズ。
御剣深紅郎が死の間際にしたため、腹心に預けた。

【使命】