M2.メインフェイズ/第2サイクル
舞台裏の反応
自分の秘密はいつでも大事
【輝】
うーん、シーンいっときたい。
銀の秘密抜いて、乱入するかどうか決めたいな。
【銀】
回想シーンまで我慢してよ
ほら、誰かの秘密消費して魔法使えちゃうしさ。
【輝】
俺が調べると、そうか。渡るんだな、今のタイミング。
筆者注釈
魔法使いである来訪者は、自分が持っている感情や秘密を消費して、魔法(奥義と同じ効果)を使用する。
前のシーンにて感情を結ばされた輝が秘密を調べると、感情共有にてその秘密は来訪者へ渡るのである。
秘密を消費した際に使える魔法は判定妨害である。
【輝】
んじゃ俺は調べない。沙羅が調べないなら銀、かな。
【銀】
それに、調べても誰も幸せにならない秘密だよ。調べなくても銀は二人を守るよ。
【沙羅】
私も調べないのでどうぞ。
なんなのおwwww
M2-1.血臭を辿って
シーンプレイヤー:筑紫 銀
【銀】
いいですが
銀は自分の秘密抜かせるつもりさらさらありませんよ
【銀】
抜かなくていいのに!
抜かないで!ああ無面目がほしい!
【GM】
はい。来訪者の元へ近づこうとすれば、再びあの血臭が鼻をつきます。
【銀】
わざわざ暗号にしてくれたメモを解読して、訪ねたわけだけれど……
【GM】
「そう、あなたはこれが好きなんだ」
「わたしは、大嫌い」
【銀】
「好き、って言うわけでもないよ。」
「ただ、慣れ親しんだものだから、懐かしい。」
【GM】
「そう。……わたしも、慣れた。ずっと、ずっとこうだったから」
高速機動に入ります。
【銀】
続いて高速機動に。ただびとの目には見えない速さへ。
第1ラウンド
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | | 銀 | | | | 来訪者 | |
ファンブル | | | | | | | | |
【銀】
届きません。パス。
「やる気満々って感じだね。」
【GM】
「あなたがついてくるかと思って」
では第二ラウンド。
第2ラウンド
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | | 銀 | | | | 来訪者 | |
ファンブル | | | | | | | | |
【GM】
では、これで戦闘終了です。勝者はなし。
「もっと血気盛んな人かと思った、意外」
【銀】
「しばらく離れてたからね…勘が鈍ったよ。」
「次は、殺してあげる。」
【GM】
「あなたも、……ああ、そう言うまでも、ないものね」
そう言って、来訪者は再び姿を消します。
【銀】
「……まるで知った風だね。でも、そのとおりだよ。」
ここにはもう来ないだろう、と思いつつ去り。
シーンカットで。
舞台裏の反応
恐怖の背景、人質
筆者注釈
背景【人質】は、1セッションに1回、GMの言うとおりの行動を起こさなくてはならなくなる背景である。
自シーンでやることを指定されるので、実質的に手番が1つ減ると考えていい。
GMとしても上手い演出考えないといけないので実はちょっと大変な背景である。
ここで人質持ちについて言及したのは、この後3サイクル目の行動を人質効果で指定されることに気づいたため。
【沙羅】
さっきと同じ順番も芸がないのでやりますか。
M2-2.何も心配いらないから
シーンプレイヤー:十朱 沙羅
舞台裏の反応
忍はみんなそう言う
【銀】
なんか関係ありそうな輝くんの秘密が銀はとってもほしいです
【沙羅】
感情結ばれる前に輝くんの秘密抜こうかと。
【ダイス】
これは……夢か? もう終わったはずの過去。しかし、それを忘れることはできない。
【GM】
このシーン表は回想じゃないんですけどね。
【沙羅】
じゃ、魘されてがばり起き上がろう。
「……う……あ、はっ!?」みたいな、嫌な汗をかいている。自分のシャツを引っ張って握りしめて。
「……夢、だよね……うん」顔を伏せて。「大丈夫……大丈夫」言い聞かせるように言いながら、立ち上がる。
そうして隣の部屋がいいかな、輝の部屋の方を見よう。まだ朝早い、恐らく起きてないだろうと思うのだけれど。
【輝】
輝は寝てるかなぁ。眠れていないかもしれない。
壁越しに、ベッドに腰掛けていたりするかも。
【沙羅】
じゃあ寝てると思ってる。
「……ごめんね、輝くん」だからその声も聞こえなくていいのだ。
携帯電話を取り出して、予め探っていたその結果を確かめる。
調査術で輝くんの秘密抜きですよろしいでしょうか
筆者注釈
調べた秘密は後ほど。
【沙羅】
「……そっか。それで、輝くん」受け取りました。
「でも、やっぱり、中食ってあんまり身体に良くないと思うよ」
なんて言ったらまあ身支度整えて、部屋の外に出ようかな。輝の部屋を見る。
【沙羅】
やっぱり寝てるよね、なんて。「……でも、どうしてだろう? なんで、あの子」言いながら外へと足を進めた。
ところで銀さん?寝てるかなあ(……
【銀】
あ、おきてる
天変地異の前触れのようだけど
【銀】
出ていいなら 「どうしたの?」 って声かけるよ。驚くがいい。
【沙羅】
「ひゃあっ!?」思わず大声出るよ! そりゃ驚く。
「ぎぎぎ、銀さっ……」やばい、朝早いもん。慌てて口押さえる。
【銀】
「ひどいな、お化けが出たみたいに。俺泣いちゃうよ。」
【沙羅】
「早朝起きてる銀さんなんてお化けより珍しいよ!」
【銀】
「あれ、そう? じゃあ沙羅ちゃんはラッキーだね。」
【沙羅】
「ラッキーなの……?」ちょっと呆れ気味。
【沙羅】
トーンアップした声を押さえて、あう。「……そうじゃなくて、その……えっと、あの子。見た?」
【沙羅】
「……あの時の、子。どこにいたか教えたから、会いに行ったりしたのかなって」
【沙羅】
「……しないんだ?」意外そう。疑わない。
【沙羅】
「警察の人で分かるのかな……」不安そう。「ね、銀さん。あの子について、ちょっと気になることが、あるんだけど」
ここで輝の秘密渡そうかな。
不知火 輝の秘密
あなたは来訪者とかつて出会った事を覚えている。
だが、それは自分が子供の頃だ。どうしてあの頃から姿が変わっていないのだろうか?
また、あなたは火に対して過剰な恐怖を抱いている。
あなたは「火術」の特技を修得することができず、火術に対する回避判定・奥義破り判定は自動的に失敗する。
【沙羅】
なので輝の話題というか来訪者の話題として話した感じ。
「……どういうこと、なんだろ」
【銀】
「ふうん……良く似た他人じゃないかしら。世の中には3人はいるっていうし。」
【沙羅】
「でも……でも」不安そう。
「それにしては、変なこといっぱいあるし……おかしいよ」
【銀】
「大丈夫だよ。」
「何も心配いらないから。ね。」
【沙羅】
「そうだと、いいな」
依然不安を拭い切れぬまま、シーンカット。
舞台裏の反応
何のための不知火
【輝】
この秘密をもらったら
不知火やれって言ってるように思うよね
【沙羅】
てっきり業火+飯綱コンボやりたいのかと思ってました。
【輝】
火術封じられた!→不知火になるには?→よし、死霊術でいける→炎使えない不知火だ!
筆者注釈
この気持ちをわかってくれる方は沢山いるんじゃないかと。
M2-3.重なる世界
シーンプレイヤー:不知火 輝
【GM】
ええと、第2サイクルラストが輝さんですね。
【輝】
はーい。それじゃいきましょう。
好きなあの子の秘密がきになる。
【ダイス】
野良猫に餌をやる。……猫はのどを鳴らし、すっかりあなたに甘えているようだ。
【輝】
「餌とか、ほんとはだめなんだけどなー」
あ、そうだ。死霊の声持ってた。
【沙羅】
実は銀さんと話してないですよね、導入以来。
【輝】
では、猫に餌をやっていたら、その猫の首が割れ、血が滴る。
【GM】
先程まで甘え声を上げていた口からは、止めどなく血が。
【輝】
「う、あ…見ないように、してたのに…捕まったか」そこかしこに立ち上る鬼火の群れ。誰か、と手を伸ばそう。
【GM】
鬼火は音無くゆらゆらと燃えて、あなたの炎への恐怖を呼び覚ます。
【輝】
「あ、ぐ…あ…」恐怖に身を打ち震わせるが、へたり込まない。
【銀】
「……輝君?」 そこへ通りがかった銀が近付いてぽんと肩を叩く。
【輝】
「わっ!」
では、銀に肩を叩かれて、ビクッと反応する。
【輝】
刹那、死霊たちは姿を消し、目の前には猫が。
「大丈夫、大丈夫だよ銀さん」
【銀】
死霊術の心得ならあるから、漂っていた悪い気には気付いていた。それが散るのも。
【GM】
じゃあ猫はごろごろと喉を鳴らし、輝の足元に擦り寄ります。
【輝】
「遺伝性の持病、みたいなもんでさ」
「どうしても見えてしまう。気付こうと、しなくても、どうしても」
同じ視界を持っていただろうことに気づき、そう言おう。
で、死霊術で沙羅の秘密抜いていい?死霊が勝手に持ってきたんだよ。
【輝】
成功。死霊が、輝に媚びるように、秘密を置いていく。
十朱 沙羅の秘密
あなたは呪いに蝕まれており、時折襲う激痛に耐えている。
この呪いの主が近くにいる気がするのだが、探そうとすればこの平和を壊してしまう気がしてならない。
あなたは「街の主」の居所を入手している。ただし、あなたはドラマシーンでこの居所を誰かに渡すことはできず、また街の主に対して戦闘を行う事は出来ない。
また、あなたは「呪術」の特技を修得することができず、呪術に対する回避判定・奥義破り判定は自動的に失敗する。
【銀】
「無理はしないようにね。つらかったらちゃんと人を頼ること。俺でもいいし、ああでも、俺より沙羅ちゃんのほうがいいかな。」
【輝】
では、秘密をもらって、拳を握りしめつつ銀の方を向いて。
「あなただって、一人でなんでもしようとしてる」
【銀】
「?」 普段どおりののんびりとした表情で首をかしげ。
【輝】
「気づかなかったとでも思った?あいつと戦っていたのを」
乱入可能(感情もってたし)だったからね
【銀】
「思わなかったけど、気付いてほしくはなかったね。」
【輝】
「あなたが、何を考えてるかなんて、分からない。でも、このままなら、この街がなくなる、なんて不安は僕も持ってるから」
【銀】
「不安かぁ。……俺はどうしたら、そんなものからきみたちを守れるんだろう。」
「本当はね、守るのってすごく苦手なんだ。でも、なんとかするから、信じてよ。」
【輝】
「(はぁ、と深くため息をつき)お互い、信じ合わないとダメなんじゃないの、こういうのは」
「僕だって戦える。この街のため、って言うなら僕も頼って」
【銀】
「信じてるよ。きみたちがいつまでも穏やかに幸せでいられるって。」
「この街のため、か。」
「それは考えなかったなぁ。」 からりと笑い。
【輝】
「僕は、あの子が何を言っていたのか、全ての真実を知らなければ」
「前になんて進めないし」
もう一度銀を見て、首を傾げ。
【輝】
「いつまでも子どもじゃいられないし、穏やかになんていられないよね」
少しさっぱりした顔をして、そう告げる。
【輝】
「そういうものじゃないのアパートの大人代表」
【銀】
「大事なんだ。」 ポツリ。
「ちゃんと、“俺”を見てくれるきみたちが。」
【輝】
「うん。いつもありがとね。でも、大人になんなきゃなんだ俺」
【銀】
「……怖いんだ。きみたちが俺のことを知ったら、俺は消えてなくなっちゃうんじゃないかって。」
【輝】
「銀さんはここにいるじゃないか。消えてなくなったりなんか、しないって」
【輝】
「いるよ。俺は知ってるから」
それは子ども故の根拠のない楽観。知ることの先の恐怖を知らない台詞だった。
「次の機会に、聞かせてもらうから」
【輝】
このへんで切っていいかな。話が平行線になり、すれちがいのまま終わる。
舞台裏の反応
過保護な大人代表
【沙羅】
めっちゃ過保護
輝くんに痛いとこつかれてる感w
【GM】
PC2の秘密が抜かれましたので、HOの追加公開を行います。
街の主
使命:【この街を守る】
設定
この街のどこかにいる主。
来訪者の出現はイレギュラーだった。
この街を守るためにも来訪者が接触した連中を、速やかに始末しなければならない。
PC2の秘密を得ていないキャラクターはこのキャラクターに対して情報判定を行う事は出来ない。
また、このキャラクターの居所を得ていない場合、このキャラクターの秘密を調べることはできない。
M2-4.血の海に沈んだ怒り
シーンプレイヤー:来訪者
【GM】
では、このままマスターシーンに移ります。シーンプレイヤーは来訪者。
ST(通常シーン表ころころ)
【ダイス】
これは……夢か? もう終わったはずの過去。しかし、それを忘れることはできない。
【GM】
このシーン表は本当に回想が多いですね。
――来訪者は、過去の幻を見ています。夢なのか、現実なのか、はたまたどちらともつかぬのか。
地獄としか言いようのない光景を。
血と肉片と阿鼻叫喚の、文字通りの地獄を。
来訪者は、自分に向けて延べられる手を見ます。その手は肘から先が三本ある異形の腕、そのうちの一本が来訪者へ向けられ、後の二本は明後日の方向を向いている。
しかし来訪者には、その手を取ることができません。その腕を黙って見つめていると、腕はそのまま、その本体の入った血の海に沈んでいく。
……そこで来訪者は、現実に立ち返ります。
「ゆるさない」
「これを、壊させないなんて、わたしはゆるさない」
「だから――」
来訪者は第六感で街の主の居所を抜きます。
2D6>=5 (判定:第六感)
【GM】
居所は輝に感情共有されます。
「……おまえだけは、倒さなきゃいけない」
だん、と地を蹴り、来訪者は力強い動きで街へと消えていきます。
シーンカット。