CX.クライマックスフェイズ
CX-1.秋空に雪舞えば
【GM】
では、始めましょう。クライマックスに至る最後のシーンを。
はらはらと雪が舞い落ちる。
気がつけば秋も終わり。厳しい冬の訪れがすぐそこまで迫ってきていた。
指輪木村の人々は険しい顔で、この村に定められた祭りの準備を整える。
【GM】
ほうほう。そうしますか。
では、切夜と麻子か。
【麻子】
神社へと続く人気のない道で二人っきりとかだと嬉しいな
【切夜】
んー、いいっすよ。
では、神社に向かって寒そうに歩いている感じかな?
【麻子】
その目の前に待ち構えるようにパンツスーツ姿で髪を下ろした女性が立ってます
【切夜】
「……どうも。」ととりあえず立ち止まって会釈しようとする。
【麻子】
森崎麻子とは似ても似つかないお姉さんです
「待ってたわ」
「私が誰だかわかるわよね・・・?」
【切夜】
「……はぁ、見逃してくれるって寛容さは期待しちゃいませんでしたが、まさか待ち構えられてるとはね」 とおどけていいます。
【麻子】
「別に貴方がこのまま帰ってくれるなら私の仕事は楽になるけど、帰らないでしょ?」
【切夜】
「まぁ、一応。こっちにも事情があるんで。」 といいながら寒そうにポケットに突っ込んでいた手を出します
「まぁ、こんなんで。」 体の端から少しづつ、砂になってこぼれてます。
【麻子】
「そう。ならしかたないわね、貴方に渡すものがあるのよ」と言いながら千代ちゃんから受け取った例の髪を切夜に差し出します
【切夜】
目を細めて「……今からやり合う相手に渡すもんじゃないんじゃないのか。」と言いながら受け取ります。
【麻子】
「私からじゃないわ、千代ちゃんからよ。儀式が終わった後だと渡せないかもしれないから」
【切夜】
「……わかってますよ。あの子らしい趣味っちゃー趣味だ」
【麻子】
「でも、私はあの子の気持ちも知っててそれでもあの子を儀式の贄にするわ」
【切夜】
「でしょうね、それで引いたらアンタらじゃない。そういう系統の人らでしょうし」
【切夜】
「そうですね、アンタらにとっちゃーそうなんでしょうね」
【麻子】
「だから騎士になりたいなら、殺す気で来なさい」
【切夜】
「なにも騎士になりたいわけじゃあありませんよ」と言って、笑います
【切夜】
「別に守りたいわけじゃないです。俺はあの子が気に入らないんだ」
【切夜】
「この村に縛られて、一生を過ごすつもりなんでしょ、あの子は。俺はそれが気に入らない」
【麻子】
「自由になることが必ずしも幸せじゃないのに?」
【切夜】
「でも俺は認めません。俺はハグレモノだから。縛られることだけでは納得できないから」
「だからあの子にも、なんとかして選択肢をあたえてあげたいんですよ」
【麻子】
「自由を望む貴方達らしいわね、自由に生きれる世界を誰が守ってるとも知らずに」
【麻子】
「まあいいわ、選択を与えたいなら死ぬ気で頑張ることね」
【切夜】
「言われなくても、俺が死ぬ気でやりますよ」
【麻子】
「私は殺す気で待ってるから」とだけ伝えて姿を消そうかな?
【GM】
では麻子は消えた。
切夜の先には神社へと続く道が続いている。
【切夜】
「誰も守ってくれなんて言ってないんだよ。それがアンタの思い違いだぜ、麻耶さん」
【蓮】
では、切夜の近くの木の上からすたっと降りてきましょう
「何話してたの?なんか随分真剣そうだったけどさ」
【蓮】
「うん、やっぱり、あの人も殺さなきゃいけないんだよね」さも当然の風に。
「でもさー、オレ、あの人が何考えてんのか、それ以外によく分かんないんだよね」
「切夜ちゃん、知ってたら教えてよ」
ということで、よければ森崎さんの奥義情報と秘密をお譲り頂きたく。
【切夜】
「……そういえばお前に教えてなかったか」 秘密と奥義渡します
森崎麻子の秘密(再掲)
儀式『天ヶ原奉納演武』に関する研究の結果、祭儀の巫女に呪いをかけることで
日ノ本の国を守る『降魔結界の儀』が行えることが分かった。
あなたの真の使命は【『降魔結界の儀』を完成させる】ことである。
『降魔結界の儀』は『天ヶ原奉納演武』の邪魔をするものではない。
あなたは『PC2』に接触し、密かに呪いを施してきた。
あとはメインフェイズ中に『PC2』の生命力が1点以上減少した上で、
『PC2』を巫女として『天ヶ原奉納演武』を行うことで、『降魔結界の儀』は完成する。
『降魔結界の儀』が完成すると『PC2』は存在自体が消滅し、全ての記憶から消え失せる。
【蓮】
「……ふーん。なんかあの子の周りも、思った以上にごちゃごちゃしてるんだ」
【蓮】
「そうだね。少なくとも、これに関わる人はみんな」そのまま歩いて登っていきましょう。
【GM】
雪が降る中、二人は肩を並べて歩く、か。
二人で歩くのは恐らくこれが最後だろう。どうなったとしても。
では、二人を映しつつ、千代の方はどうでしょうか。
【千代】
特に話すこととかはないんですが情景描写くらいしときましょうかね
【千代】
儀式の準備を終えた千代は、指輪木神社の境内に組まれた舞台の上にいます
装束は緋大口に法被片脱ぎ、簡単にいえば能装束のような感じ
腰には太刀を佩いております
【麻子】
そこに先に行って待ってようかなスーツ姿で
【千代】
それじゃ麻耶さんに気づいて笑いかけましょう
【千代】
「……ありがとうございます」ちょっと照れつつ
「私の最後の晴れ舞台です。見ててくださいね」
【麻子】
髪を崩さないようにそっと優しく頬に触れて「今日は頑張ってね、私は貴方を神子にするわ、この命に代えても」
【麻子】
「大好きよ、千代ちゃん…ごめんね」千代に聞こえないように小さな声でひとことだけつぶやく
【GM】
では、しんと静まり返った神社へ、二人が現れる。
【切夜】
鳥居を潜り、何も言わずに、目を瞑ったまま佇みます。
【蓮】
いつものように緊張感なく二人へ手を振ろうとしますが、隣があまりにも静かなのでつられて静かに立っています。
【千代】
じゃ、二人の歩みが止まったのを確認して腰の太刀を抜きましょうか。
【切夜】
では、それに対応して大型のサバイバルナイフを抜き放ちます
【GM】
では、最後に1つ演出させてください。
山岡さんは、苦渋の表情を浮かべて、千代との想い出の独楽を握り締めております。
長い言葉はなく、ただ一言「千代…」と搾り出し、一筋の涙を流します。
他の村の人々も、ただ、千代の無事だけを祈って、見守っております。
この結末を。
【GM】
それではクライマックスフェイズ『天ヶ原奉納演武』を開始いたします。
CX-2.天ヶ原奉納演武
勝利条件
・切夜、蓮の勝利条件
→千代を脱落させること。
・千代、麻子の勝利条件
→切夜を脱落させること。
第1ラウンド
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | | 麻子 蓮 | 千代 | | 切夜 | 蓮 | |
ファンブル | | | | | | | | |
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | | 麻子 蓮 | 千代 | | 切夜 | | |
ファンブル | | | | | | | | |
【千代】
「刀束千代、指輪木の巫女としてこれより、天ヶ原奉納演武を、開始する」
そう言って千代が呪文を唱えると、黒雲が空を覆い、雷鳴が響きます
で、全力で行きましょう。奥義撃ちます。
■奥義
《麒麟相・角の太刀》
指定特技 :刀術
エフェクト:範囲攻撃
効果・演出:その身に雷を纏い、瞬く間に敵を切り裂く。
【千代】
奥義の演出も続けてやっちゃいますね
天に向けて太刀を掲げ、その太刀に雷を受けた千代は、
まさに雷鳴の如き不可視の速さで切夜と蓮に太刀を見舞います
「……刀束剣術奥義、麒麟相・角の太刀」
対象は切夜と蓮。範囲攻撃です
【切夜】
「がはっ……!」と血を吐いて、吹き飛ばされるよ!
【蓮】
「さっすがあ、速い速い!」斬られて飛ばされた先で。
【蓮】
接近戦攻撃を千代へ。
2D6>=5 (判定:詐術)
【千代】
新体操術で回避判定 感情修正+1ですねー
2D6+1>=8 (判定:身体操術)
GM注釈
千代の特技は体術にしかないため、体術を潰さなければ戦闘能力はいささかも衰えない。
【麻子】
奥義、範囲攻撃をもう一度
対象は蓮と切夜
「ここの儀式場の準備は私が手伝ったのよ」と言いながらヒョイッと飛び上がって柱の上に乗るとそこから文房具の雨を降らせます
沈黙入りなので奥義破りの目標値+1です。
【蓮】
自信がありませんね、回想シーンを宣言します。
黒河 蓮の秘密
あなたは『無燈 切夜』に止めを刺し、確かに死亡させた。
だが、この指輪木村から漂ってきた霧に『無燈 切夜』の死体が触れた途端ヤツは息を吹き返し、逃げ出したのであった。
恐らく、この村に眠る『黄泉路血石』が鍵を握っているのであろう。
斜歯の文献によると『黄泉路血石』には人の想いを束ね、操る力があると言うが…
この秘密を知る者が『黄泉路血石』を手に入れた場合、【感情操作(指定特技:傀儡の術)】を使用することが出来る。
【蓮】
「人の思いの塊なんて、この村にぴったりだよ。みんなそれぞれ自分のしたいことのためだけに動いてる」
「もちろんオレもそうだ。だからさ、絶対邪魔なんかされるもんか」
「だからさ、……邪魔だよ、お姉さん。アンタに、アンタたちに切夜ちゃんを殺させるもんか」
「切夜ちゃんを殺すのはオレだ、それができなきゃ、……切夜ちゃん自身だ!!」
2D6>=8 (判定:詐術)
【麻子】
よくあるよ!
ピンゾロじゃなくてよかったね
第2ラウンド
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | 千代 | 切夜 麻子 | | | 切夜 | 蓮 | |
ファンブル | | | | | | | | |
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | 千代 | 切夜 麻子 | | | | 蓮 | |
ファンブル | | | | | | | | |
■奥義
《「電脳処理制限解除」》
指定特技 :絡繰術
エフェクト:追加忍法(闇神楽/獣化)
効果・演出:脳内回路の全処理能力を反射神経の強化へ回し、格闘能力を向上させる(獣化
【蓮】
……神通丸を。
2D6>=5 (判定:絡繰術)
【GM】
うーん、足りませんね。
では、次いきます。麻耶からどうぞ。
【麻子】
回避の判定-1です
縄術なので目標値11かなペナルティコミで
【切夜】
そうだね。ともかく振るよ
2D6>=11 (判定:刀術)
【千代】
よしこれで5で成功!
2D6+1>=6 (判定:砲術)
【千代】
はい、まずは朱雀相・翼の太刀。陽炎を使います
2D6>=5 (判定:刀術)
【千代】
そして玄武相・甲の太刀。接近戦攻撃です
2D6>=5 (判定:刀術)
無燈 切夜の秘密
あなたはこの村の神社で見た『刀束 千代』が気になっている。
村から出たことがないという『刀束 千代』に何とか海を見せてやることはできないか。
そう考えながらここで過ごしてきた。 あなたの本当の使命は【『刀束 千代』に海を見せる】ことである。
【切夜】
「まぁ、一人よがりの極致ってのはわかってる、でもよ……!」
「……それでも俺は、お前に――――ッ!」といって全身を捩って回避しようとする!
【切夜】
(´・ω・`)<今回こっち陣営こんなんばっかかよ!
第3ラウンド
【切夜】
じゃあじんつうがん…
2D6>=5 (判定:分身の術)
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | 麻子 | 切夜 蓮 | 千代 | | 切夜 | | |
ファンブル | | | | | | | | |
VelocitySystem
| 零 | 壱 | 弐 | 参 | 肆 | 伍 | 陸 | 死地 |
---|
プロット | | 麻子 | 切夜 蓮 | 千代 | | | | |
ファンブル | | | | | | | | |
【千代】
はい、再び陽炎>接近戦攻撃
2D6>=5 (判定:刀術)
【ダイス】
12[6,6] > 12 > スペシャル(生命点1点か変調1つ回復)
【GM】
では切夜避けてください。7以上。当たったらまぁ、終わりだと思う。
【GM】
奥義が絶対防御、不死身なら生きてるかもだけどね。
【GM】
ではここで落ちますね。死亡を選択して殴る?遺言を届ける、でもいいけど。
【切夜】
うーん、どっちもなし。無言で倒れるほうがそれっぽいでしょう。
【GM】
分かりました。では、そのまま切夜は倒れます。
【蓮】
「切夜ちゃん!」むしろこっちの方がやかましい。
【GM】
はい。あなたが持つ黄泉路血石から、リィンという音が鳴ったかと思うと
黄泉路へ向かう道があなたの前に広がります。あとは、この道を進むだけです。
【千代】
村のみんなを振り返ります
「みんなも、ありがとう。……私のことを、ずっと思ってくれて」
【千代】
「私をずっと大事にしてくれていたこと、私に生きることを望んでくれていたこと、よくわかっています」
【GM】
引き止める声が遠くに響く中、麻耶の声だけが鮮明に君の耳に届く。
【蓮】
倒れた切夜の近くに膝を着いて、千代を無言で見上げます。
【千代】
「きっと、私に千代と名前をつけてくれた時から……」
【千代】
「でも、だからこそ、私はみんなを捨てられない。切夜さんも捨てられない。」
【千代】
「さようなら。本当に、今まで、ありがとう。」
【千代】
その歩みは次第に速くなり、やがて駆け出して、黄泉路への門をくぐります。
【蓮】
「……ばいばい、千代ちゃん」後ろ姿を見ながら、一言だけですが口を開きます。
【GM】
では、その後姿を映して、クライマックスフェイズを終了します。