あとがき

PC1榛透のPLとログ編集、リプレイ化を担当させて頂きました鳥野さかなです。
一人の少女を巡る忍たちの絡みあう葛藤の物語、如何でしたでしょうか。
これを読んだあなたに何かしら感じるところがあったらと願います。

この度は長い間テキストでやりたいと念願だったシナリオをリプレイ化させて頂きました。
見た目から面白そうなオーラを感じ取り、５人用シナリオだからテキストは難しいと言われても諦めず
粘り続けておねだりを続けたりしたんですが振り返ると本当に何だコイツって感じですね……。
しかしこうしてリプレイにしたい！　と思えるくらいのセッションになったので私の目は間違ってなかったのだと思います。MASASHIGEさんありがとうございます。

PC2、神楽　楼を担当したのは柊さん。
『濁流』の燐火、『秋空に雪舞えば』の森崎　麻子でお馴染みの方です。
今回もこの通りぐいぐいと引き込まれるロールにこちらはたじたじでした……。
強かでけれど危うく、人を惹き付けてやまないちぐはぐな魅力。
透はなんていうか本当に楼くんにごめんなさいしないとねと常々思っております。
ありがとうございました。

PC3、志津を担当したのはひなしさん。
『夢のようなひび』の筑紫　銀でもある彼女は、今回は健気な機忍少女でした。
時姫のことを思い、楼を慕い直向きに頑張るその姿に心を揺らされた方は多いのではないでしょうか。
私は本当にリアルタイムでごめんなさいしながらセッションを進めていたんですが……。
透がごめんなさいしなきゃいけない相手その２であるとも思ってます。
ありがとうございました。

PC4、嘉月　アケビを担当したのは寿司碧さん。
ロドリーのコミカルな可愛さに油断していたらいけませんでした。とんだ伏兵でした。
難しい忍法をクリティカルな局面に沿わせて見事に運用していて唸らされました。
軽いノリや面倒見のよさの裏に隠された時姫への想いには驚かされました。
そしてひたすら可愛かったロドリーの真実……本当に侮れなかったです。
ありがとうございました。

PC5、南雲　斬子を担当したのはあかうささん。
『呪言神歌』の山地　銀に負けずとも劣らない、筋の通った情の熱さを見せつけてくださいました。
追加設定によって見事に地雷を踏み抜いていったその姿が忘れられません……。
しかしその設定によってクライマックスの緊張感・エピローグの悲愴感が強まっていたことを考えると、地雷という表現はそぐわないのかなー、とすら思います。
真実を知ってなお時姫を選んだ透は彼女にもごめんなさいしなきゃいけないんじゃないかなとも……。
ありがとうございました。

そしてシナリオ製作者でありGMをして下さったMASASHIGEさん。
いつも本当にお世話になっております。
今回リプレイ化するにあたっても色々と手伝って頂き、本当に頭が上がりません。
時姫の妖艶な可愛さや儚さの滲み出るヒロインロールには、透だけでなくPLも完全にオトされてました。
秘密もひどいものばかりで、入り交じる思惑が絡むこのシナリオ、本当に楽しかったです。
回して頂けて本当に良かったです。
ありがとうございました！

皆さんのお陰でとても盛り上がる楽しいセッションになりました。
こうしてリプレイにも出来たので本当に感謝してもしきれません。
ありがとうございました。

最後に、
いつも私達に面白いシステムやリプレイを提供してくださっている河嶋先生・及び冒険企画局の皆様、
加えてここまで読んでくださいました読者の皆様にお礼を申し上げてこの場を締めようと思います。
本当にありがとうございました。
どこかで同席することがありましたら是非よろしくお願いします。


2012年9月某日　鳥野さかな

PS
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多分経由で伝わって私もものすごく喜びます。

それと、この『血煙爆鎖』には後日談にあたる物語があります。
この物語は『血煙爆鎖』エピローグ後における可能性の１つであり、その後を確定付けるものではありません。
それを踏まえた上で、読んでくださる方はこちらをどうぞ。