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シノビガミ リプレイ『呪言神歌』

あとがき

GMとログ編集を担当いたしましたMASASHIGEです。

次々と明らかになる真実と様々な感情に揺さぶられながら、
秘密を隠して忍務にあたる忍の姿はいかがだったでしょうか。

GMとしては、本当に面白いハラハラドキドキのセッションを過ごすことが出来ました。
ここまで、次のシーンでどうなるのか全く予想がつかないセッションは初めてで、未だに興奮しております。
無精な私が「リプレイにしたい!」という強い意欲を持ってこうして書き上げることが出来たのは、
このセッションが終わった今でも、手を離すのが名残惜しかったからです。

それだけ、楽しく、面白くプレイできたのは何よりも素晴らしいメンバーに恵まれたからでした。

十字架を背負い、懊悩しながらも前に進むハグレモノ、雨森桐仁を演じてくれたのはあわみやさえさん。
今回が初シノビガミかつ初オンセとは思えないほどの熱演に、胸が熱くなりました。
桐仁のロールプレイ、桐仁の苦悩と成長が
他のプレイヤーのロールプレイへの推進剤になったんじゃないかなぁ、とログを見返しながらしみじみと思いました。

猪突猛進の物騒機忍娘、橘香織を演じてくれたのはK.Cさん。
最初に愛情を結んでからの、それを軸にした乙女ロールプレイ、アレがセッションを予測不能にした大きな要因でした。
セッションの流れを決めた一番のキーパーソンだったのではないかと思います。
かおりんかわいいよかおりんw

最も熱い、芯の通ったロールプレイで場を湧かした山地銀を演じてくれたのはあかうささん。
この方も今回が初めてのオンセ。シノビガミもプレイヤーは今回が初めて、とのことでしたが、それを全く感じさせない熱いプレイ。
悲劇へ向かおうとする物語を見事に光の下へと引っ張り出してくれたなぁ、と感じております。
銀先生がいなければ間違いなくもっと暗い話になってました。

絶え間なく妖しげな言動で皆を恐怖に陥れつつ、最後は綺麗に締めたカッコいい女性、比良坂亜里沙を演じてくれたのはナツオさん。
一番情報を得られる能力を持ちながら、一番情報に振り回される立場を見事に演じきってくれました。
それぞれのPCに対する細やかな気配り、絡みも本当に素晴らしかった。
色々なタイミングで情報を渡す「狂言回し」としてのロールプレイは、
不気味さ際立つセッション屈指の名(迷?)キャラクターぶりを見せ付けてくれました。

プレイヤーの皆さんには本当に感謝しても仕切れません。

また、シノビガミというシステムにも随分と助けられたセッションでした。
第2サイクル最後のシーン、第3サイクルの桐仁のシーンなど、
ルールを適用することでドラマティックになったあの展開は、システムがシノビガミであったおかげです。
また、使命、流儀、信念、感情といった複数のロールプレイ指針のおかげで、
揺れ動くPC達が描き出されたのだと思っております。
これらのシステムによる面白さにも支えられてセッションすることが出来ました。

ちなみに、今回のシナリオはこちらのシナリオ登録サイトにて公開しております。
作成者:MASASHIGE、シナリオタイトル:呪言神歌をご覧ください。秘匿情報閲覧パスは「123456」。
リプレイとシナリオを見比べて、「GM、ここでニヤニヤしてたのかなぁ」なんて再読するのも面白いかも知れません。

さて、最後になりましたが、
こんなに面白いシステムを作ってくださった河嶋先生と冒険企画局の皆様、
そして、ここまで読んでくださった読者の皆様にお礼を申し上げて終わりにしようと思います。
皆様、本当にありがとうございました。

2010年11月06日 MASASHIGE

PS
Twitter上で募集かけたりしてますので、機会があったら遊んでください!
IDはkg_masashigeです。あ、あと感想とかくれたら泣いて喜びます!

2012年10月13日 追記
メビウスさんに美麗なイラストを描いていただきました!
挿絵を追加しておりますので、一度読んだ方も是非どうぞ!
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