2←
→4
シノビガミ リプレイ『呪言神歌』

M2.メインフェイズ/第2サイクル


舞台裏の反応
【GM】
では第2サイクルに入りたいと思います。順番の希望は?
【桐仁】
後が良いですw
【香織】
ちょっと考え中。
【銀】
カタリと感情とっときたいんだけど……先の方がいいかな
【GM】
じゃあ先に銀のシーンからいきましょう。

M2-1.揺らぐ日常、不吉な予感

シーンプレイヤー:山地 銀


【GM】
では銀のシーン。シーン表どうぞ。
【ダイス】
凄まじい人混み。喧噪。影の世界のことを知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。
【銀】
じゃあ、学校のシーンでお願いします。
通りがかったカタリを呼び止める感じで。
【GM】
はーい。じゃあとりあえず登場するのはカタリだけで。
放課後、廊下を歩く無邪気な人々の中、浮かない表情の少女が下を向いて歩いている…

舞台裏の反応
【香織】
カタリちゃんは結構まずそうだな。
【亜里沙】
周りの子ぉがちゃんと心掴まえておかんとあかんねぇ

【銀】
「……宮前」
【GM/カタリ】
「え。あれ、山地せんせー、どうしたんです?」 口調が硬い。
【銀】
「どうした? 顔色が悪いぞ?」
【GM/カタリ】
「あはは、やだなー。あたしはいつでも元気印ですよ。なんです?今日もドレスアップ談義をして欲しいと?」
【銀】
無理をしているのが丸分かりですね。
【GM】
はい。
【銀】
「なにか、悩み事でもあるのか? 私でよければ話を聞くが?」
【GM】
一瞬びっくりした顔をして
【GM/カタリ】
「あー…やっぱり分かっちゃいます?そーなんですよテスト勉強してなくてー」と更に誤魔化そうとするけれど
【銀】
「……言いづらいならいいんだ。だがな」あたまにぽんと手を置く。
【GM/カタリ】
「わぅ…」
【銀】
「決して、一人で抱え込んじゃ駄目だ。誰でもいい。私が無理なら、あの雨森という男にでも相談するといい」
「お前のことをずいぶん、案じているようだったぞ?」
【GM/カタリ】
「あ…うん…はい。て、キリヒト知ってるの?」
【銀】
「先日、学校の近くで会った。しかし……お前とどういう知り合いなんだ?」
【GM/カタリ】
「どういう知り合いって言うと…うーん、あー…近所のお兄ちゃん?最近かまっ…」
「あー。いえ、なんでもありませーん。不審者でーす」

舞台裏の反応
【香織】
不審者w
【桐仁】
ヒデェなぁw

【銀】
「お兄ちゃん、か」わたわたするカタリをほほえましげに眺めるっす
【GM/カタリ】
「うー…その目が辛い…」
「…うん。センセーと話してちょっと元気出た。ありがと、センセ!」
【銀】
「ああ、またな」というところで、そろそろ感情判定を……
【GM】
特技は?
【銀】
《第六感》でカタリの異常を察知したってことで。
2D6 >= 5 (判定:第六感)
【ダイス】
5[1,4] > 5
【銀】
ギリギリーw
【GM】
さっきから危ないなlw
じゃあ感情。カタリは…
【ダイス】
憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
【GM】
憧憬で。
【銀】
振ります。
【ダイス】
友情(プラス)/怒り(マイナス)
【銀】
友情で。
【GM/カタリ】
「(私にお姉ちゃんがいたら、こんな感じなのかなー)」
【GM】
そう思いながら憧れの目で見つめるカタリ。
【GM/カタリ】
「と…それじゃ私行きます!ありがとうございました!キリヒト見つけたら捕まえといてください!」
【銀】
自分が学生だった頃とかを思い出したりしてるんだろうな
あ、あとカタリに【居所】渡します
【GM】
じゃあ先生にもあげましょう。カタリの【居所】。最近物騒だしね。
【銀】
ゲットだぜ!!
【桐仁】
そういえばカタリの居所知らないな。
居所は情報共有できます?
【GM】
出来ます。キリヒトもカタリの居所を入手してください。
ではここでシーン切ります。

舞台裏の反応
【桐仁】
こっちは妹くらいに思ってたんだがなぁ。
【亜里沙】
しかしええセンセやなあ
【香織】
さっきのシーンがアレなだけにこっちの穏やかさが身にしみるわあw

長めの相談

【桐仁】
カタリに感情は取っておきたいんだけど、キリヒトは情報取りに行ったほうが効率いいんだよなぁ…
3サイクル目でいいならそれでもいいんだけど。
【亜里沙】
あたしに頼ってええねんで?
【香織】
先輩、私に頼って良いんですよ?!
【桐仁】
それはどういう面で頼れとww
【亜里沙】
情報やでーw
【桐仁】
感情ないじゃない!
【亜里沙】
感情なくても情報交換はできるでーw
【桐仁】
亜里沙はまだ立ち位置がわかんないからなぁ…
【香織】
先輩、「自分の秘密」以外のものは任意に渡せますよ。
彼女が何を要求してくるか、までは見えませんが。
【桐仁】
いや、みんな立ち位置わかんないんだけどさ。
【亜里沙】
えへ、単純や。あたし鬼怒川の秘密しりたいだけー
【桐仁】
どちらにせよ、亜里沙とはそろそろであっておきたいですね。
【亜里沙】
ふふふ。あたしは香織ちゃんにも興味あんねんけどね
【香織】
あれ、あたし?
【亜里沙】
うふ、せやで
【香織】
怖いなあw
【桐仁】
この人は読めないなぁ。
【香織】
まあ亜里沙の秘密をあけとくのは良いと思うんだよな。方向性が分かれば交渉もしやすいし
自分の秘密は渡してもらえないしw
【亜里沙】
きーめた。だれもいなければあたし次秘密あけつつ交渉しにいこーっと
【香織】
亜里沙さん、先にシーンしたいけど良い?
【亜里沙】
えっと、なにしはるん?
【香織】
えーと、ちょっと密談。

ここで、亜里沙と香織の2人による密談が行われていた。(実際には銀のシーンの裏で)

【香織】
カタリちゃんの第二の秘密を調べようかな、と思ってるんだ。
で、成功したら「カタリの秘密」共々先輩に渡そうかな、と。
【亜里沙】
うーん。あたしは単純に鬼怒川の秘密教えてくれたら第二の秘密わたすでー
【香織】
貰うと「こんなこと調べてきました!」って先輩に尻尾振るのが出来なくなっちゃうのがなあw
【亜里沙】
自分が調べてきたことにすればええやんかーw 「調べた」ことには変わりないしw
【香織】
いや、私が知ると「先輩も自動的に知っちゃう」んだよう。
まあ演出次第だけどな!w
【亜里沙】
あ、そうやあ!w
まあ、あたしから渡すのはこれから調べる桐仁くんの秘密でもええよ?
【香織】
ううむ。じゃあそれで!
【亜里沙】
ほな、交渉成立やね
【香織】
で、自分の手番で尻尾を振ろう。

【亜里沙】
あ、次やりたいでーす!
【桐仁】
かおりんは?
【香織】
あ、裏で交渉して先にどうぞ、ってなりました!
【GM】
では次は亜里沙で。

M2-2.彼女は亜里沙と名乗った

シーンプレイヤー:比良坂 亜里沙


【亜里沙】
ドラマシーンです。
【ダイス】
無機質な感じのするオフィスビル。それは、まるで都市の墓標のようだ。
【GM】
出て欲しい相手とかは?
【亜里沙】
最初はひとりで。例のコンボが終わったらかおりんに出てほしいですが、いまはまだ。
【GM】
あいあいさ。彷徨使いたい…

【亜里沙】
八咫重工のとある支社のビルの影、昨晩の大雨で水たまりができてる感じ
ふらりと着物姿の亜里沙が水たまりをのぞきこみます。
すると、水面がゆらって揺れて桐仁くんの姿をうつしだす。
水術で桐仁くんの秘密を調べます
【GM】
はい。判定どうぞ。
【亜里沙】
2D6 >= 5 (判定:水術)
【ダイス】
11[5,6] > 11
【亜里沙】
えへ。とりあえず調子はいいみたいやね
【GM】
お、成功ですね。

雨森 桐仁の秘密

宮前カタリの母、宮前家の先代当主を殺したのはあなたである。
神器「狭き門」を解放して渡来人の力を取り込み、
暴走しようとする彼女を止められたのはあなただけだった。
宮前カタリがこの秘密を知った場合、
宮前カタリの雨森 桐仁に対する感情が愛情でなければ、使命を「雨森 桐仁を殺す」に変更する。

(その後で感情が愛情に変わった場合、使命は元のものに戻る)

【亜里沙】
……まあ、あらかた想像してた通りや、ねえ
【GM】
桐仁がゆらゆらとゆらぎ、水面は幾重にも重なった過去、現在の桐仁の姿を見せてくれる。
【亜里沙】
「ふふふ、かっこいい男のひとに成長したんやねえ……」
なつかしそうに、しかしどこか哀しそうな表情。
「でも、できれば知りとうなかったわあ……。このお仕事、えらい厄介なことばっかりや」

舞台裏の反応
【香織】
うん?知り合い・・・?
【銀】
おお? 過去設定キタ?
【桐仁】
あとが怖いなぁ
【銀】
ハーレムルートが見えてきましたね!>キリヒト
【香織】
ハーレムw なんというもてもてのPC1だ!
【桐仁】
絶対裏があるってコレ!
【香織】
でも一歩間違えると修羅場w

【亜里沙】
じゃあ、恒例の闇神楽→絶対防御やりますw 演出くどいのでさくっと。
【GM】
はい。
【亜里沙】
せやね。せっかく八咫重工やし、斜歯の娘さんでも調べときましょか。かおりんで!
【香織】
こっちかよ!
【GM】
あー、そこいきますか。了解。

【亜里沙】
さらにちらりとビルに目をうつすと、桐仁くんに関わる斜歯の忍者、かおりんの秘密が映し出される感じ。
2D6 >= 5 (判定:遊芸)
【ダイス】
7[3,4] > 7
【香織】
4のダイスを判定妨害で1にー!
【GM】
必死だなw
【香織】
いや、まあいずればれるもんだけどさあw
【GM】
成功ですね。ではお送りします。

GM注釈
闇神楽の使い手である亜里沙は毎シーン、秘密を2つずつ取得し、1人だけ情強となっていく。
そのためか、亜里沙の動きはこれ以降どんどん不気味になっていく。
恐ろしい亜里沙とそれに恐れ戦くPLの姿をお楽しみに。

香織の秘密に関しては後ほど。

【亜里沙】
桃色の折り紙で折られた紙雛をふうっと吹いて「絶対防御」しておきます
「……なんや、みんな狸ばっかりやねえ。もっとあの子みたいに正直に生きたらええのに」
【香織】
この辺で登場して良いかな?
【亜里沙】
おねがいします
【香織】
じゃあビルの上から飛び降りて登場。「・・・誰?ここで何をしてるの?」ってちょっと厳しい視線を向けますね
【亜里沙】
「うふふ。かいらしい子ぉやねえ。斜歯の忍びの子やろか」
動じずに笑いかけます
【香織】
「答える必要はないわ」ってゆっくり身構える。
【亜里沙】
「なんや斜歯も大変みたいやねえ。何でも大切なモノが奪い去られた、とか」
【香織】
むむ。すこーし表情を動かして「・・・どこまで知ってる?」って探るように問うよ。
【亜里沙】
「あんたの名前は橘香織。斜歯が誇る鍔鑿組の機忍。そして……」
ゆっくり近寄って、いつのまにかそばまで来て耳元で囁きます
「抜け忍の雨森桐仁くんが、だぁい好きやんやて、ねぇ」
【香織】
じゃあ間合いを詰められたこととか囁かれた言葉とかで色々動揺しちゃうなー。「なっ!・・・何を、そんなっ!?」
【亜里沙】
「うふふ。なーんも隠さんでもええんよ。斜歯の施設でようさんようさん犠牲になった『モルモット』ちゃんたちが、あたしに教えてくれんねや」
亜里沙はニコニコ笑ってますよ。
【香織】
「・・・何が望みなの。内容次第で話くらいは聞いても良い」って間合いを離して言う。顔は赤いけど。
【亜里沙】
「ふふ。素直でええ子やねえ。男のひとは素直な子ぉを好きになるんよ。祗園の舞妓ちゃんたちかてよう言うてるわ」
【香織】
「別に私は・・・」とゴニョゴニョ言ってる。
【亜里沙】
「ねえ、あたしに『鬼怒川論悟』のこと教えてくれへん? 誰でもない『あんた』がいっちゃんよお知っとおやろ?」
【香織】
む。じゃあ目を細めつつ「気に入らない言い方だな。で、対価に私に何を払うの?」
【亜里沙】
「ふふ。若いのにしっかりした子ぉやねえ。せやねえ……あんたの想い人の秘密、知りたない?」
【香織】
「それは・・・うん、知りたいな」ってちょっとしおらしくなって。
【亜里沙】
にやぁと悪魔の笑顔で誘惑します

舞台裏の反応
【桐仁】
ヤメテー!
【銀】
うおおおお
【香織】
こええよw
【銀】
マジ悪魔w
【GM】
かおりんが堕ちる…
【桐仁】
これ、どうなるんだろうw
【銀】
ヤンデレ化フラグか……?
【GM】
いいよね、このGMなのに為す術がない感w
【桐仁】
勝手に話進んでいきますからねw
【銀】
(はらはら)
【香織】
うーん、こうやって言葉にされると香織としても色々葛藤があるなあ
【亜里沙】
そうやろねえ。香織ちゃんはええ子やもんねえ

【亜里沙】
「あんたがあんなにあんなにあぁぁぁんなに必死に尽くしてんねんのに、あの子は宮前カタリちゃんのことで頭がいっぱいや。悔しいやんねえ。哀しいやんねえ」
【香織】
「私は!・・・私は、別にそんな・・・」て言うけど
手がプルプルしてる。
【亜里沙】
そして楽しそうな声から一転、ぼそりと低い声で。
「憎いやんねえ」
【香織】
それには目を伏せて答えない。何かに耐えるように。
【亜里沙】
「うふふ。あたしが協力してあげるわ。あんたの美しい恋。あの子のずるいずるい依存を壊す術。あの子たちの偽りだらけの欺瞞にまみれた家族ごっこ」
「ぜぇええんぶ、壊したる」
【香織】
「私は・・・わ、たしは、そんなこと・・・」って言うけど目が泳いでる。
【亜里沙】
「ふふふ。ほな、『コレ』をどう使うかはあんた次第。あんたにちゃんと任せるわ。その気になったら、いつでもやってええねんで。あたしはいっつでも協力するわ」
桐仁くんの秘密を渡します。
【香織】
「・・・」無言のままこちらも鬼怒川の秘密を渡します。

そして秘密の交換が行われる。
亜里沙→ 香織(桐仁)
香織 → 亜里沙(鬼怒川)

【香織】
うわあー!これ、どうしよう・・・
【桐仁】
うわあーって言いたいのはこっちなんだけどなぁ…
ちょっと予想しない方向に行ってる。

【亜里沙】
「くふっ、くふふふ。ええ子や」
【香織】
「もう良いでしょ。しばらく一人にしてほしい・・・」って言うけど
【亜里沙】
にっこり笑います。
【香織】
思い出したように聞くよ「名前・・・貴方の名前、聞いてないわ」
【亜里沙】
「名前、あたしの名前。くふっ。そうやねえ。比良坂……比良坂、亜里沙」
「亜里沙おねえやん、やで」
「ほな、ごめんやす」
すると、水たまりのなかにしゅるしゅると消えていきます。香織を残して。
【香織】
「比良坂、亜里沙・・・」消える亜里沙を呆然と見送る。
【GM】
ではそのままシーンエンド。

舞台裏の反応
【GM】
こわーい!かっこいいー!
【銀】
こえええええけどかっこいいいい!!
【香織】
この人こええw
【亜里沙】
わー、あたしやな奴やなあw
【桐仁】
亜里沙は敵にまわしたくないなぁ。
コイツは面倒そうだなぁ。
【亜里沙】
斜歯のことは斜歯に尋ねるのがいちばんやね♪
【桐仁】
「感情に動かされずに、任務をまっとうする」かぁ…
【香織】
流派の流儀は、ね。香織は感情的ですよ?w
【桐仁】
まぁ、そうでしょうなぁw
じゃあ先にやります。
【香織】
いやいや、楽しいシーンだったわ。香織としても有意義だったし
【亜里沙】
香織ちゃん純情な子ぉやねんもん、ねえ?

【GM】
次、桐仁か香織。
【桐仁】
先に行ってもいいですか?
【香織】
あー。いいですよ。こっちもちょっと処理時間が欲しい
【GM】
了解です。桐仁お願いします。


余談

【亜里沙】
支社で死者の声を聞きました!(フンス!
【桐仁】
だいなしww
【GM】
ドヤ顔すんな!w
【銀】
おいぃw
【香織】
裏で台無しにするのやめて!w

M2-3.約束

シーンプレイヤー:雨森 桐仁


【桐仁】
じゃあドラマシーンで。カタリに会いに行きたい。
【GM】
はい。シーン表どうぞ。
【ダイス】
優しい時間が過ぎていく。影の世界のことを忘れてしまいそうだ。
【桐仁】
これはいい。
【香織】
こういうところでやさしい時間は良いねえ
【亜里沙】
ダイスボットも空気は読むんやねえ
【銀】
優しい時間……(ほっこり)

【桐仁】
放課後、カタリが銀先生と話してた後のシーン。カタリが学校から出てくるのを待ちます。
【GM】
はい。それじゃ学校前。
【GM/カタリ】
「出たな、変質者」
【桐仁】
「誰が変質者だ、誰が」頭をワシャワシャと。
【GM/カタリ】
「わぅ…ワシャワシャしないの!」
【桐仁】
「いや、悪い悪い」と言ったところで言葉に詰まる。
【GM/カタリ】
「もう…!どうしたのよ、いきなり!今日は遊べないよ?残念でしたー」
【桐仁】
「ん? あぁそうなのか……残念だな、バイト代入ったから、ひさびさに遊びに連れてってやろうと思ったのに」もちろん嘘です
【GM/カタリ】
「むむ…!くっ。どこまでもタイミングの悪い男…」

舞台裏の反応
【香織】
さっきのシーンがアレなだけにこっちの穏やかさが身にしみるわあw
【亜里沙】
すてきなガールズトークのあとはボーイミーツガール、って感じやね!w
【銀】
あんなガールズトークはねえよ!!w

【GM】
しかめ面をしていたカタリだったが、ふっと表情が緩まる。優しい笑顔。
【GM/カタリ】
「んー、でも…とりあえず歩こっか」
【桐仁】
「ああ」適当に返事して歩きます。どこか上の空。
「そういや、変な物音がするとか言ってたのはまだ解決してないのか?」
【GM/カタリ】
「あ、うん。大丈夫大丈夫。心配いらないいらない。鼠か何かだったし」
「そだ(ふふん、と笑いながら)心配して見に来てくれてたんだって?」
【桐仁】
「あぁ……最近ぶっそうだからさ、お前、バカなんだから知らない人についてったりするなよ?」
どことなく真剣な感じで。
【GM/カタリ】
「バカとは何さ、バカとは。これでも勤勉な…」
【GM】
真剣な桐仁の顔を見てカタリは言葉につまる。
【GM/カタリ】
「分かってるよ。キリヒトに心配はかけない」
【GM】
陰りを帯びた顔をキリヒトから隠す。
【桐仁】
「何いってんだ。何かあったら俺を頼れよ。……最近かまってやってなかったかもしれないけど」
【GM/カタリ】
「…優しいね、キリヒトは」
【桐仁】
その言葉はキリヒト的に痛いなぁ。
【GM/カタリ】
「身寄りのなくなった私のために、いつも色々ありがとね。そりゃ言葉にはしてないけど、感謝はしてるんだよ?」
【桐仁】
そう言われると、こっちは無言のまま歩き続けます。



【GM/カタリ】
「あー、ちょっと!照れない照れない。なんか言ってよ。こっちが照れるからさ」
【GM】
カタリは前に回りこんで告げる。

【GM/カタリ】
 
「本当に辛い時は…一番にキリヒトに言うよ。絶対」
「だから、私を守ってね」

【桐仁】
「あぁ……約束だ」
【GM/カタリ】
「うん、約束」





舞台裏の反応
【亜里沙】
「守ってね」いただきましたー!
【銀】
ありがとうございまーす!!
【香織】
約束か。うむ、素晴らしい!

【桐仁】
ここで感情判定をしたい。
【GM】
はい。どうぞ。絶対失敗すんなよ!
【桐仁】
あんまりいいのがないな……
【GM】
今の演出だと対人術でもいいかも。
【桐仁】
なるほど。隠形術からの対人術にしよう。
【香織】
修正入れる?
【桐仁】
修正入れてくれるなら入れてください!
【香織】
じゃあ物陰から複雑な表情で見守りつつ修正を入れる。
愛情で+1修正
【桐仁】
じゃあ判定します。
2D6+1 >= 6 (判定:隠形術)
【ダイス】
9[3,6] > 10
【桐仁】
OK!
【香織】
よしよし。
【桐仁】
それでは感情表振ります。
【ダイス】
忠誠(プラス)/侮蔑(マイナス)
【桐仁】
忠誠ですね。
【香織】
忠誠。お前を守るぜ!
【GM】
はい、こちらも。
【ダイス】
狂信(プラス)/殺意(マイナス)
【香織】
そこで6かよ、GM!w
【亜里沙】
女のあたしから言わせるなんて……こいつ、殺す!
【銀】
約束なんてしやがってこの男! 殺す!
【香織】
殺意やめろwww
【GM】
さすがに狂信しかないな!
【桐仁】
狂信か……まぁしかたあるまい

【桐仁】
「……お前んち、向こうだろ?」とか言って帰宅を促そう。
【GM/カタリ】
「うん。それじゃね。バイバイ」
【GM】
手を振って去っていくカタリの後ろ姿を眺める桐仁。
【桐仁】
何があってもカタリを守ることを固く誓います。それでおしまい。

舞台裏の反応
【銀】
あまずっぺえー(ごろごろごろごろ)
【香織】
イイハナシダナー
【亜里沙】
もう、この子たちってば、かいらしいなあ
【銀】
これはいいPC1ですね
【香織】
これは良いPC1
【亜里沙】
桐仁くんはかっこええねえ、ほんまに。ねえ香織ちゃん?w

【GM】
では、2サイクル目最後は香織です。

M2-4.真実に塗り潰される者

シーンプレイヤー:橘 香織


【香織】
ではドラマシーンで。
【ダイス】
商店街を歩く。人ごみに混じって、不穏な気配もちらほら感じるが……。
【GM】
あ、ドラマでOK?
はい。では商店街。登場するのは桐仁?
【香織】
うい、先輩に出て欲しいです。
【桐仁】
こっちにきたか。でましょう。
【香織】
じゃあ先に判定を。えーと。GM、アレを調べたいです。

GM注釈
宮前カタリの第二の秘密のことである。

【GM】
ああ、自分で調べるのか。
【香織】
絡繰術で判定。こっそり発信機とかつけてた演出で。
先輩、修正ください!
【桐仁】
出てるから感情か。忠誠で修正付けるよ!
【香織】
ありがとうございます!
2D6+1 >= 5 (判定:絡繰術)
【ダイス】
5[1,4] > 6
【香織】
あぶねえ!
【GM】
5しか出てねぇw
【香織】
修正なくてもギリギリ成功ではあったが、何故ここまで出目が低いんだw
で、ですね。
【GM】
じゃあとりあえず香織にお送りしますね。
【香織】
調べた秘密と鬼怒川から情報共有で得たカタリの秘密を先輩に送るので公開。
【GM】
ん?
【香織】
情報公開でよろしいかと。
【GM】
調べた秘密は教えなくても情報共有出来るけど、自分で伝えたいってことか。
実際には伝えるまでもなく伝わっちゃうけど。
【香織】
そうですね。
【GM】
なるほど、それだと銀にも伝わるのか。
【桐仁】
じゃあ公開情報ですねぇ。
【GM】
では公開しましょうか。

GM注釈
香織が情報を取得したタイミングで既に情報共有は発生し、桐仁は【宮前カタリの第二の秘密】を取得している。
ロールプレイ的な意味合いもあり、香織はこの情報を別途桐仁に伝えて、銀への情報共有を発生させようとした。
(GMのルーリングミス。気づいた時には話が進んでいたので流した)

【GM】
宮前カタリの秘密、そして第二の秘密は以下になります。

宮前カタリの秘密(再掲)

あなたは忍者である。
あなたは、《狭き門》の向こう側に母親がいると思っている。
使命を果たすための情報があれば、
あなたは単独でその情報を手に入れようとする。
また、あなたは自分の生に何らかの秘密が
隠されていることに気づいている。
だが、その秘密が暴かれた場合、
自分が自分でなくなるのではないか、
という不安を抱えている。
この秘密を知った者は【宮前カタリの第二の秘密】の情報判定が行える。

【GM】
調べたものは【宮前カタリの第二の秘密】になります。

宮前カタリの第二の秘密

あなたは宮前カタリではない。
死んだはずの妹の宮前コトリの肉体と魂を持っている。
5年前の儀式によって、宮前コトリの骸にプライズ「巨神魂魄丸」を入れられて復活した。
クライマックスフェイズ終了時にプライズ「巨神魂魄丸」を保有していない場合、あなたは死亡する。

【GM】
桐仁と香織が話し合いながら歩いているシーンから、でいいですか?
【香織】
じゃあ並んで歩きつつ「色々と調べて見ましたが、現状はこんな感じですね」と。
商店街で適当にアイスとか食べつつ忍者語で報告してる。
で、「先輩はどうしたいですか?」て聞くよ。
【桐仁】
「……おかしいとは思ってた。それでも、俺のやることは変わらないさ」
【香織】
目を伏せつつ「そう・・・ですか」と複雑な表情をする。
【桐仁】
「約束したからな」
【香織】
「・・・わかりました!」って無理して明るく言う。
「私も協力しますよ!頑張りましょう!」
【桐仁】
「そう……だな」とボソリと。

舞台裏の反応
【GM】
あれ。
【香織】
む?どうしました?
【GM】
桐仁に教えるとさ、カタリに情報共有発生するけどいいの?
【香織】
・・・あ?!し、しまったー!
【GM】
第一の秘密は情報共有されてOK。第二の秘密に関しては銀がここに出てきて直接伝える、でもいいですが。
【香織】
そ、そっちでお願いします!
【GM】
じゃあ銀さんお願いします。

【銀】
じゃあ、二人の脇から声がして、そこに人がいることに気付きます。
「なんだと……巨神魂魄丸……」顔面蒼白です
【香織】
「・・・誰?!」て咄嗟に身構える。
【桐仁】
「あんた、あのときの……巨神魂魄丸を知っているのか!」
【銀】
「どういうことだ!? あれを宮前が持ってるなんて聞いてないぞ!」
【香織】
「知り合いですか?」って横目で先輩に聞く。
【桐仁】
「ただの顔見知りってところだが……その様子だとそうもいかないのか? 先生」
【銀】
あ、そういえば鬼怒川の情報って全員知ってるんだっけ?
【GM】
そうですね。カタリは知らないけど。
【香織】
鬼怒川のも公開情報ですねえ。
【銀】
りょ。じゃあ、おもむろに戦闘モードの瞳でじっと香織を見据えますわ
【桐仁】
およ? 香織のほうですか。
【香織】
え、なんで?じゃあコッチも身構えるよ。
【銀】
「斜歯忍軍……答えろ、狭き門は、本当はどこにあるんだ?」
【香織】
「・・・その質問に答える必要があるの?」って睨みつつ回答。
【桐仁】
(……どういうことだ?)とか思いながら見守るしかないなぁ。

舞台裏の反応
【GM】
あれ、でもだめだ。
【銀】

【GM】
銀もカタリに感情持ってるわ。
【銀】
そういやそーだったーーーーー
【香織】
どいつもこいつも!w
【銀】
公開しちゃったからなぁ……orz
【GM】
詰んだなw

GM注釈
この時点でカタリ(コトリ)に知られないように銀に第二の秘密を伝える術はない。
桐仁に伝えても、銀に伝えても、感情による情報共有が発生し、伝わってしまう。
【秘密】を【公開情報】にする、ということの恐さ、感じていただけただろうか。

【GM】
では、買い物袋がパサ、と落ちる音がする。
忍び語りの空間にその音が木霊する、それはすなわち、忍者の仕業。
【香織】
ハッとしてそっちを見ると。
【銀】
はじかれたように振り向く
【桐仁】
音がしたほうを見て、心臓が止まりそうになる。
【GM】
息を飲み、立ち尽くすカタリ。
いや、宮前コトリ。
「どういうこと…」
「私は…私は…」
【香織】
それは「しまった!」て顔になるなあ
【銀】
「……宮前……」言葉が出てこない。
【GM】
「イヤァァァァァ!!!」悲鳴と共に走り去る宮前コトリ。
【桐仁】
「…………」

【GM】
第2フェイズを終了し、第3フェイズに入ります。
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シノビガミ リプレイ『呪言神歌』