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シノビガミ リプレイ『呪言神歌』

OP.導入フェイズ


今回予告

斜歯忍軍『鬼怒川論悟』。
彼によって持ち出されたのは異邦の神器『狭き門』。
かの神器を追って放たれる忍達。
そして、『狭き門』を巡って運命を弄ばれる少女『宮前カタリ』。
『鬼怒川論悟』の目的は?
そして『宮前カタリ』に隠された秘密とは…?
現代に生きる影が交わるとき、運命の扉は開かれる。

【GM】
かくて運命の扉は開かれた。皆様、よろしくお願いいたします!
【PL2】
よろしくお願いします!
【PL4】
がってんです! よろしくおねがいしまーす
【PL1】
おねがいしますー
【PL3】
よろしくお願いしますー

【GM】
それでは…シノビガミ『呪言神歌』、始めます。

OP-1.守るべきもの

シーンプレイヤー:雨森 桐仁


【GM】
では、早速PC1、桐仁からお願いしようかと思います。
【PL1】
はーい(【PL1】→【桐仁】)


PC1:雨森 桐仁(アメノモリ キリヒト)

年齢:21 性別:男 信念:我 表の顔:フリーター
流派:ハグレモノ 流儀:誰にも縛られず、自分の意志で戦った
仇敵:斜歯忍軍

かつて斜歯忍軍に所属していた忍者。
「狭き門」が暴走しかけた事件以降、流派を抜けてカタリを見守っている。
カタリとは事件以前から知り合いであり、兄妹のような間柄である。

【使命】:宮前カタリを守る。




【GM】
宮前カタリの下校途中にばったり出会うシーンからいきましょうか。その後、忍の魔の手を知る感じ。

NPC:宮前 カタリ(ミヤマエ ―)

家族を失った天涯孤独の少女。
忍者の素養はあるが、専門訓練は受けていない。
もう一度母に会いたいと願っている。

【使命】:母に会う。

【GM】
夕方の通学路、前から歩いて来るのは見知った少女。
【桐仁】
声をかけます。「……よう、カタリじゃないか」
【GM】
あ、なんて呼ばれたいとかありますか?
【桐仁】
うーん…呼び捨てで。
【GM/カタリ】
「あれ、キリヒト。どうしたの、こんなトコで。バイトさぼり?」
【桐仁】
「違う。今日は非番だ。学校帰りか?」
【GM/カタリ】
「そうそう。試験期間中で部活もないしね」
【GM】
「キリヒトは?どっか行くの?」
【桐仁】
「や、これから帰るんだ」手にコンビニのレジ袋でも。
【GM/カタリ】
「えーー。どっかいこーよ。てか連れてってよ。家帰っても勉強する気起きないし」
【GM】
そこでカタリはちょっと顔を顰める。
【GM/カタリ】
「最近、変な物音とかも多いしね…」ぼそりと呟くが、君の忍者耳はしっかりその呟きを捉えた。

舞台裏の反応
【PL2】
忍者耳って初めて聞いたw
【GM】
俺も俺も
【PL2】
おいぃ!w

【桐仁】
斜歯の抜け忍って設定があるので、おおっぴらに連れまわしたくはないなぁ…と
【GM】
邪険に扱っても構いませんよー
【桐仁】
「物音? どうかしたのか」
【GM/カタリ】
「ん?…ううん、アハハ、なんでもないなんでもない。なんだ、ねずみか、くらいのモンよ」
「あー、でも帰るのか、それじゃ私も帰るかなー」
【桐仁】
「ああ、帰って勉強でもするんだな」
【GM/カタリ】
「えーーー」
【GM】
ちょっと不満そうですが、カタリは言われた通り帰ろうとします。
【GM/カタリ】
「ぶー。じゃーねー」
そして去りながら大きな声で
「あー!そうそう、そんなモン食べてたら体壊すよー!今度作ったげよーかー!」
【桐仁】
じゃあ後ろ向きに手を振りつつ去ります。
「物音か……まさかな」
【GM】
カタリを見送りながら、そう呟いた桐仁。その君に近づくおばちゃんが。
抜け忍と言えど、情報をやりとりする相手はいます。おばちゃんはその相手。
【桐仁】
おお
【GM】
「宮前カタリに近づく影あり。注意されたし」
通りすがりのおばちゃんがすれ違い様にそう呟く。
【桐仁】
「さっきの物音ってヤツか……?」
「今度こそ、俺が守らなくちゃいけないのかな」
と呟いて終わりにしたいです。
【GM】
はーい。ではシーン終了で。

舞台裏の反応
【PL4】
カタリちゃんのヒロインっぷりが鉄板やわぁ
【PL2】
桐仁さんが思ったよりも冷たいなあ
もっとこう、横からヤンデレムーブをかまそうかと思ってたのに(ぇ
【桐仁】
冷たいッスかww
【PL2】
いや、もう少しあったかい関係を想像してた
【PL3】
てっきり一緒に暮らしてて結婚しチャイナYO! ッてレベルかと
【PL2】
そうそうw
【PL4】
高校生男子はいろいろ照れ臭くなっちゃう年ごろなんちゃう?
【桐仁】
いやー、歳は21なんですよ。
【PL4】
あ、ホンマやw
これは失礼。でも21って若いしー!
【GM】
ちょっと距離置かないと条例とか
【PL2】
条例てw
【桐仁】
まぁ冷たいのには色々あるのですよ。

OP-2.敗北した忍に休息はない

シーンプレイヤー:橘 香織


【GM】
次は香織さん。
【PL2】
はーい(【PL2】→【香織】)


PC2:橘 香織(タチバナ カオリ)

年齢:17 性別:女 信念:我 表の顔:高校生
流派:鍔鑿組(斜歯忍軍) 流儀:感情に動かされずに、任務をまっとうする。
仇敵:鞍馬神流

赤いマフラーがトレードマークの女子高生。
機忍とは思えないほど感情豊か。
ちなみにマフラーはスタビライザー兼放熱フィン。

速度特化型決戦用忍者、試作壱式。
短期決戦においては実力を発揮しきれず能力にもムラがあるものの、長期戦の火力及び継戦能力は十分。

【使命】:鬼怒川論悟に奪われた狭き門を持ち帰る。




【香織】
上忍とかに呼ばれて忍務渡されるシーンでしょうか?
【GM】
GMの想定としては、斜歯の宝物庫に鬼怒川の襲撃が入るシーンからやろうかと。香織さんが門番の時に。
【香織】
なん・・・だと?!

NPC:鬼怒川 論悟(キヌガワ ロンゴ)

神器を持ち出した上忍。
神器を持ち出し、何かを企んでいる。

【使命】:狭き門を起動させる。

【香織】
つまり負けロールしろってことですね!じゃあ、それで。よーし、負けるぞー!
【GM】
素晴らしい負けロールへの意気込み。では、始めます!

【GM】
幾多の絡繰が置かれた蔵が燃えている。
【香織】
「ちょ、何事?!」ってちょっと慌てる
【GM】
屍山血河を作り出し、ここまで来たのは見知った顔、鬼怒川論悟。
【香織】
「鬼怒川さん?!何故貴方がこんなことを・・・?」って呆然としながらも
【GM/鬼怒川】
「ここまで来て、最後がお前か」
【香織】
一応戦闘態勢に入る
【GM】
戦闘態勢にはいろうとした刹那、後ろに鬼怒川がいる。
【香織】
じゃあ「な・・・私より早いなんて!」って言うなり無様にすっ飛ばされます。
【GM/鬼怒川】
「遅い…それでも斜歯が誇る機忍か…!」
【香織】
で、すっ飛ぶ私にドカドカと手裏剣とかが刺さってですね
【GM】
ああ、言う間もなく!?
【香織】
壁にめり込んだ状態で血まみれ、気絶寸前で「何故・・・」とか呟くのが精一杯
とか、こんな感じですかね?

舞台裏の反応
【PL4】
貫録の負けロールやー
【桐仁】
NPCが持ち上がっていく…ww
【PL3】
鬼怒川さんぱねぇっすw

【GM】
そんな感じ。では暗転。一夜明けて。
【GM/上忍】
「わかっておるな。鬼怒川論悟、決して許すわけにはいかぬ」>香織さん
【香織】
「重々心得ております」と片膝で平伏してる。
機忍なんで回復は早い。
【GM/上忍】
「狭き門、必ず持ち帰れ。よいな!」
【香織】
「はっ!一命に変えても裏切り者を始末し、狭き門を持ち帰って見せます」
【GM】
「では行け!」
【香織】
「ははっ!」というなり姿が消える
【GM】
香織はこのタイミングで鬼怒川への感情を取得してもいいですが、どうしますか?
【香織】
あ、良いんですか?じゃあ取得します
【ダイス】
友情(プラス)/怒り(マイナス)
【香織】
怒りで。
【GM】
了解しました。というところでシーンを切ります。

OP-3.日常の裏に潜む声

シーンプレイヤー:山地 銀


【GM】
お次はPC3。銀。
【PL3】
はい。(【PL3】→【銀】)


PC3:山地 銀(ヤマジ シロガネ)

年齢:23 性別:女 信念:律 表の顔:教師
流派:バヨネット(鞍馬神流) 流儀:一人で複数の敵を倒す
仇敵:バヨネット以外の鞍馬神流

銀色の長い髪を持つ鞍馬神流の忍。両手両足の4丁拳銃と体術を組み合わせた幻の拳法「山地流銃拳術」の使い手。
他人と組むことを嫌い、忍務においては一人で行動することが多い。
誰に対してもケンカ腰で接するが、他の接し方を知らないだけのぶきっちょさん。
一見しっかり者に見えて生真面目で打たれ弱く、いじられるとすぐボロが出る。
表の顔は教師。担当科目は保健体育。
宮前カタリのクラス担任でもある。

【使命】:狭き門を持ち帰り、封印、もしくは破壊する。




【銀】
どんな感じでしょう?
【GM】
単純に命令されて使命を受けるシーンにしようかと思ってましたが、
せっかくなので学校のシーンからいきます?
【銀】
そうですね
【GM】
それではホームルームのシーンから。
【銀】
了解ですっ!
【GM】
試験期間中のため授業が早めに終わり、そわそわしながら皆あなたの話を聞いてます。
【銀】
「あー、早く終わったからってまだ試験は続いてるんだからな。気を抜くんじゃないぞ」
ちなみに私、学校では赤ジャージです
「それから、最近この辺りに不審者がうろついてるって情報があった」
「夜中にみだりに出歩いたりしないように。以上〜」
【GM/カタリ】
「(ぼそぼそ)あの格好さえなんとかすれば…」(ぼそぼそ)
【銀】
「どうした宮前、何か質問か?」
【GM/カタリ】
「あ、いえ。何でもありませんですよ!」
【GM】
まわりの友達「(聞こえるからその話題やめろ、って言ったでしょーに)」

舞台裏の反応
【PL4】
鉄板の赤ジャージやんなあ
【香織】
銀さん、残念美人扱いだぞ?w
【銀】
計 画 通 り

【桐仁】
「いやでも赤は(ぼそっ)」とかやってんですかね
【GM】
そうそう。
くすくす笑いあうよくある光景。
【銀】
それを見て、ほんの少し表情を緩める私。本当に、ほんのわずかですが
【GM】
そんな光景、だが君には別の光景も重なって見える。指令は、時と場所を選ばない。
【銀】
おおぅ
【GM】
『狭き門が斜歯より持ち去られた』
【銀】
「狭き、門……!?」
【GM/カタリ】
「ん?」
【香織】
生徒A「先生?どうかしましたか?」
【銀】
「ああ、なんでもない。とりあえず日直! 号令!」
【GM】
『持ち出したのは鬼怒川論悟。斜歯の上忍だ』
『かの神器、我々の手に戻さねばならぬ。わかるな』
【GM/カタリ】
「??」
【香織】
生徒B「起立、礼」 生徒A「先生、さよならー」
【銀】
『承知しております……必ずや狭き門、取り戻して見せましょう』
【GM】
『貴様の単独忍務だ。期待しておるぞ』
【銀】
『……はっ!!』
がたがたと出て行く生徒たちを見ながら、心の中でつぶやくです
(狭き門……あれは危険すぎる……必ず私が……!!)
【GM】
一瞬崩れそうになる顔を取り繕い、銀は忍務につく…!
【銀】
……って感じで
【GM】
はい。これでシーン切りましょう。

舞台裏の反応
【香織】
カタリちゃん、地味に忍者語が聞こえてる風だなあ
【桐仁】
どうなんだろう?
【香織】
完全に聞こえてる、ってわけでもないけど何かは知覚してる風味、かな?
【PL4】
せんせえの表情みて「?」ってなってるだけかもしれへんし
【桐仁】
どちらともとれますね。
【香織】
あー、なるほど。そういう演出でもおかしくないなあ

OP-4.狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく

シーンプレイヤー:比良坂 亜里沙


【GM】
最後、PC4。亜里沙。
【PL4】
はーい (【PL4】→【亜里沙】)


PC4:比良坂 亜里沙(ヒラサカ アリサ)

年齢:21 性別:女 信念:忠 表の顔:人形作家
流派:常夜(比良坂機関) 流儀:死者たちの眠りを守る
仇敵:世界忍者連合

比良坂流古神道の巫女集団「常夜」の一員。
幼いころから数々の儀式にたずさわってきた。

ふだんは若手の日本人形作家としてを雛人形などを製作し、ネット販売して小遣いを稼いでいる。
好きなものは豆大福、嫌いなものは箸の持ち方がきちんとしていない人。

【使命】:宮前カタリの秘密を知る。




【GM】
人形作家ですか。
【亜里沙】
雛人形とかちいさいもんをつくらしてもろてます。
【GM】
ほうほう(梟)
【亜里沙】
そないな大層なもんとちゃいますけど。
【GM】
人形は基本ネットで販売?
【亜里沙】
そうですねえ。ふだんは自宅兼工房みたいなとこで作業してます。
【GM】
じゃあ注文メールを確認しながらせっせと作成する日々。
【亜里沙】
「あんまり注文きてへんねえ……」
ぼやきながらかいらしいお顔でも描きましょか。
【GM】
今日も今日とて迷惑メールの海から注文メールを発掘しようとする日々。

舞台裏の反応
【香織】
売れてないのかw
【銀】
迷惑メールw
【桐仁】
スパムの嵐ww
【香織】
ダメじゃんw

【亜里沙】
「ああもう、ほんま世間様は人妻やらもうけ話やらがお好きやなあ」
【GM】
では、その迷惑メールをよりわけていこうとする君の手が止まる。
この順番、この符号…この迷惑メールの束は、指令だ。
【亜里沙】
「……あら、別口やなぁ」
「なんもこんなんまぎらぁしいやり口せえへんでも、直接いうてくれはったらええのに」
ぼやきながら確認しましょう
【GM】
はい。確認すると「宮前カタリを洗え。その裏には《狭き門》へとつながる糸がある」
【亜里沙】
「宮前、カタリ……」
ふう、とため息をついてイスにもたれて軽く天井をあおぎます。
「なんや、上のひともいけずやなあ」
【GM】
で、確認したメールの中には、ターゲットの顔も。
【亜里沙】
「なんや、かいらしい子ぉやんか。お人形さんみたいやなぁ」
「この子が、宮前カタリ、ねえ」
【GM】
『また、斜歯にあった狭き門は持ち出された模様。事態は動いている』
【亜里沙】
「狭き、門……」
「『狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく、その路は廣く、之より入る者おほし』。しぁわせになるんは、なんぎやねぇ」
パソコンや道具を片づけながら、出る準備をしましょう
で、ふと手を止めて遠くをみて。
「あたしやったら、ようしいひんわぁ。ほんま、難儀や」
【GM】
では、カメラがそこで止まって、シーンカット。

舞台裏の反応
【GM】
きゃー!亜里沙さんかっこいいー!
【銀】
かっこいいー!!
【香織】
かっけえこと言い出した!
【桐仁】
かっこいいなぁww
【香織】
シナリオと導入でここまでやるとはマジぱねえ!コイツは負けられねえ!!
【亜里沙】
えっ 狭き門っていうから
誰かに言われんうちにはよ引用しとこーおもてw
【GM】
はっ。ありがとうございます。
【桐仁】
それにしてもバリエーション豊かだな指令ww
【銀】
比良坂の中の人はマメやなぁw
【香織】
忍務の渡し方ひとつ取っても上忍のセンスが試されるのだ!多分。

OP-5.母を想う少女、忍び寄る闇

マスターシーン


家に帰ってきたカタリ。
電気をつけ、写真にあいさつをする「ただいま、おかあさん」
「キリヒトったら、全然遊びに連れてってくれなくてさ…」
と、話したりしながらてきぱきと日常の家事をこなす。
ガサッ
音に振り向き…だが、何もない。
このところ、そんなことばかり
「…会いたいよ、おかあさん。何で……」
ぽそ、とつぶやいてシーンエンド。

舞台裏の反応
【香織】
カタリちゃん、一人暮らしかー
【GM】
だってキリヒトが一緒に住んでくれないからね!
【香織】
だって、じゃねえしw
【桐仁】
それはできないんだよ!
色々!
【香織】
色々?!w
まあ抜け忍的には、ねえ。
【銀】
今後明かされると期待w
【桐仁】
間違いがあってもいけないから…
【亜里沙】
若い身空でえらいつらいやろねえ。どこかのお兄さんが一緒に住んでくれはったら心強いやろけど……(ジト目)
【桐仁】
くっw
【銀】
じー(無言の圧力)
【桐仁】
シリアスシリアス……

【GM】
それでは、導入フェイズを終了します。次はメインフェイズです。
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シノビガミ リプレイ『呪言神歌』