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シノビガミ リプレイ『濁流』

M3.メインフェイズ/第3サイクル(後半)

M3-4.想う者

シーンプレイヤー:燐火


【GM】
メインフェイズ最後のシーン。燐火。
【燐火】
PC2は小梅さんですよね
【GM】
そですね。
【燐火】
小梅さんへ戦闘を仕掛けます
【小梅】
ばっちこいやぁ!
【GM】
ふおお
【燐火】
今俺が持ってる秘密と情報を照らしあわせた結果、これしかやることがない
【小梅】
私もそう思っていたところだ!いざ!尋常に!勝負!
【燐火】
痛む身体を無理やり動かして「篝火を捕らえようとしてるお前だけは…俺が戦える内に」

GM注釈
割と最強っぽい燐火だが情報的には弱者である。
この時点で燐火が手にしている情報は、自分の秘密を除いて篝火、サンジェスト、罪夜の秘密だけ。
それで小梅への戦闘を決断したのは英断か否か。
いずれにせよ、この選択が彼の、そして彼女の運命を決めることとなる。

【サンジェスト】
乱入したくないけどするよw
【燐火】
篝火は出ても出なくてもいいです
【サンジェスト】
篝火も出ないとまずくないかな。
【GM】
あ、出る出る。
【アヤメ】
乱入したいです私も

結局、前のシーンに続いて全員登場となった。

【燐火】
「篝火、なんで来た。お前は逃げろよ…わかってるんだろ」
【GM/篝火】
「やだよ。私だって戦える」
【燐火】
「わかった、無理はするなよ」
【GM/篝火】
「うん」

【サンジェスト】
「篝火。約束を果たす時が来た」
「君をこの結界から解放する!」
【小梅】
「時間が、時間が無いのよ。」
【サンジェスト】
さあて。
【アヤメ】
「薔薇の。私の目的は知っているね?今は私のために協力してやろう、裏切りの制裁はその後さね」
【サンジェスト】
「私は裏切りなどしませんよ。マドモアゼル」
【アヤメ】
「人柱さえ揃えば結界は保たれたものを」

第1ラウンド


VelocitySystem
死地
プロット
燐火
篝火
小梅
サンジェスト
アヤメ
ファンブル


【アヤメ】

【小梅】
ぐおっ!
【GM】
アヤメから!
【アヤメ】
なんかクライマックスの気分です…うーん

【アヤメ】
篝火に接近戦攻撃
…でいいのかな、仕方ない。燐火さんは砲術で手裏剣避けはる
2D6>=5 (判定:地の利)
【ダイス】
8[2,6] > 8 > 成功
【GM】
2D6>=6 (判定:調査術)
【ダイス】
9[4,5] > 9 > 成功
【GM】
よけたー
【小梅】
遁甲符
【GM】
ひゃう!
2D6>=6 (判定:調査術)
【ダイス】
7[3,4] > 7 > 成功
【GM】
よけたー!
【小梅】
・・・ショボーン
【アヤメ】
有難う小梅さん、ごめんなさいーっ
【小梅】
いいんだ、いいんだ!

【アヤメ】
「生きたいならよく考えて方法を選びな!篝火!」
【GM/篝火】
「方法?そんなの決まってるもの」

【GM】
じゃあ4の人、小梅から。
【サンジェスト】
篝火ってあと生命力は何点かな。
【燐火】
ノーダメじゃないか篝火
【サンジェスト】
ふむ。

【燐火】
小梅さんの番だよー
【小梅】
篝火に奥義ぶっぱします。
【アヤメ】
おお
【小梅】
奥義ぃ!
幻夢:逆巻闇斑
【クリティカルヒット】
まず香りで精神を狂わせ、ついで毒にて肉体を狂わせ、祝詞にて魂を破滅へといざなう闇の秘術!
「とめられないなら、殺すしかないじゃない!」
【GM/篝火】
「じゃあ、どうすればよかったの!私は!!誰も、何も!教えてなんてくれなかった!」

【燐火】
奥義煉獄業火、絶対防御です。

【アヤメ】
じゃあその絶対防御を破りましょう。
2D6>=7 (判定:千里眼の術)
【ダイス】
9[4,5] > 9 > 成功
【アヤメ】
「隠忍の、さっきさんざ見せてもらったよお前の動き」

【小梅】
おっけーぃ
【サンジェスト】
きたね。
【GM】
では、篝火に4点。

忍法などは壱〜死だが、奥義関係ルールは怪で運用している。
揺音を持っている小梅の奥義見切りは燐火が神通丸を使って成功。
感情を持つアヤメ、篝火に渡った。

舞台裏の反応
【小梅】
まぁ神通丸使わせただけよしとしよう。
【サンジェスト】
ヒロイン奪還!

【燐火】
「篝火っ、貴様よくも」
【小梅】
「あなたには私の気持ちなんてわからないよ!」
「世界を守るために、大切な人を傷つけないといけないなんて!」


【GM】
はーい。では同時行動で動いておこう。
さきにサンジェストかな。
【サンジェスト】
はい。

【サンジェスト】
「篝火……。ここにいる小梅。君たちは一心同体であり、相反する存在。二人がひとつになるとき。この世界から君たちは解放される」
と優しい笑みを浮かべて。肩をかるく抱く。
【GM/篝火】
「傷つけられたら、何もわかるわけないじゃない!私は!」で、はっとした顔でサンジェストを見る。
【サンジェスト】
すると、「トン!」と篝火の首筋になにかが当たる音。
【燐火】
「世界を選ぶなら、それを大切なモノと呼ぶべきではないと俺は思うがな。人間は強欲だ」
【サンジェスト】
「……絶技薔薇剣!」
奥義です。クリティカルヒット。
【GM】
お?ゲ。誰に?
【サンジェスト】
対象は篝火です。
【GM】
残り生命力2点しかないけど、いいんですね?
【サンジェスト】
でも死なないでしょ?
【GM】
ノーコメント。
【サンジェスト】
タイム。
そっか。まずいなw

GM注釈
まずい理由、それはアヤメの秘密に書いてある。
アヤメの秘密を見たサンジェストは行動を変えた。

舞台裏の反応
【サンジェスト】
うわー!秘密やっかいだな!

【サンジェスト】
兵糧丸で忍術を復活。
春香だ。対象は燐火。
2d6>=5
【ダイス】
3[1,2] > 3 > 失敗
【アヤメ】

【サンジェスト】
あれ?
【燐火】
凪ったか

GM注釈
えーっと、編集してて思ったんだけどさ。
バロアさん。すげぇ出目悪くない?

【GM】
じゃあ篝火が殴るよー。
痛打からアヤメ殴るよー。
じゃあこっちはアヤメを殴ろう。同時だからまだ殴れる。
痛打
2D6>=5 (判定:針術)
【ダイス】
8[2,6] > 8 > 成功
【GM】
接近戦攻撃:異形化
2D6>=5 (判定:異形化)
【ダイス】
12[6,6] > 12 > スペシャル(生命点1点か変調1つ回復)
【GM】
すぺしゃーる
【燐火】
殺しに行ったwwww
【アヤメ】
まてえ
【サンジェスト】
ひっでえ!
【アヤメ】
それ、当たったら、1D6ダメージっていう?のでしたっけ?
【GM】
1d6+2デェース(揺らしと痛打)
【サンジェスト】
うん。生命力0はまずいぞw
【アヤメ】
えー…っと、少々お待ちを
【小梅】
こ、殺しに来てるwww
【アヤメ】
死ぬな
【小梅】
確実に死ぬw
【燐火】
大丈夫大丈夫ミドルなら死なない

【アヤメ】
判定は異形化ですよね?普通に振ります、完全成功を崩されるほうが、可能性高い、はず
2D6>=8 (判定:結界術)
【ダイス】
4[2,2] > 4 > 失敗
【GM】
振りなおしとかは?
【アヤメ】
持ってない
というか、まずい、まずいぞ
【GM】
どなたか手助けあれば。
【サンジェスト】
むりですねー。
【GM】
ないようなのでダメージ振ります。
1D6+2
【ダイス】
2[2]+2 > 4
【GM】
接近戦3点と射撃戦1点。
【アヤメ】
あ、生きてる
よね?
【GM】
いきてるいきてる。
【アヤメ】
接近戦攻撃残りましたよ
【サンジェスト】
よかった。
最後まで希望は捨てるな!
私たちならできる!
【GM】
はい。で、篝火も脱落、と。

GM注釈
実はここでは、GMも焦っていた。
なぜなら、篝火とサンジェストだけが知る秘密。
アヤメの秘密には以下のように書かれているからである。


陣華地アヤメの秘密

あなたは儀式忍法『護身結界の法』が使用できる。
この儀式忍法が完成すると、全てのプライズの効果に
『生命力が0になるか、複数のプライズを持ってセッションが終了すると死亡する』効果が付与される。

儀式忍法が完成し、2人の死亡した忍を人柱として捧げれば『怪天楽座』を修復できる。

つまり、現時点でプライズを持っている3人(小梅(魂振の力)、アヤメ(怪天楽座)、篝火(魂鎮の力))は、
生命力が0になった時点でクライマックスを迎えることなく死亡していた。
サンジェストが奥義を躊躇し、アヤメが焦った理由がここにあった。


篝火が人として生き残るための方法は

魂振の力、魂鎮の力を手にしてメインフェイズを終えて濁流を止め、
その後のクライマックスフェイズの勝者になり、戦果として魂振の力を誰かに押し付けるか

魂鎮の力を使わずに怪天楽座を崩壊させた上で、嬉々として襲い来る柳生三厳に勝利するか

その2つだけである。
ただし、そのどちらであっても、彼女が愛する兄、燐火と共に歩む道はない。

【GM】
次は燐火。
【燐火】
サンジェストに攻撃
「お前は篝火を守るんじゃないんだな、なら消えろ」
血旋渦
2D6>=5 (判定:異形化)
【ダイス】
5[2,3] > 5 > 成功
【燐火】
異形化からどうぞ
【GM】
サンジェスト凪ってるよね。
【サンジェスト】
うん♪
【小梅】
ぎゃーすw
【燐火】
接近戦一点
1d6
【ダイス】
3
【燐火】
忍術
【サンジェスト】
あ。忍術か。またw。
【燐火】
酷いなぁ出目
【GM】
ピンポイントだなw
【燐火】
荒ぶる殺意
【GM】
で、ラウンド終了。残ったのは小梅と燐火?
【小梅】
うい。
【GM】
期せずして、オープニング第1シーンと同じ構図か、
【小梅】
今度は、私が勝つ!
【燐火】
篝火落ちてるよね
【GM】
落ちてるよ。
【燐火】
なら篝火追って落ちる
篝火が大怪我してるのに戦ってる暇はない
【サンジェスト】
お!
【小梅】
・・・・お?勝った?
やったー!
【サンジェスト】
これは。。。 いけるか?!
【小梅】
間に合った!
【アヤメ】
ひぃ
【小梅】
残念だったなアヤメ!
アヤメの目論見(予想)ははずれた!
【アヤメ】
まぁ、怪我してるし、薄笑いでもして見ていましょうか。

【燐火】
「次は殺す、お前らの事は忘れない」
とだけいって大怪我した篝火の方へ行くよ
だから脱落
憎しみを込めた瞳で人間たちを睨んでから姿を消す

【GM】
じゃあ、小梅が勝者です。戦果をお選びください。
【小梅】
自分が持っているプライズ、魂振の力を篝火に渡します。
【GM】
はい。では、心臓に突き刺さった楔を囲むように力が篝火に注がれます。
【小梅】
「篝火、これで大丈夫だよ。あなたは、私の大切な妹。」
「絶対に、妖魔になんてさせやしないんだから。」
「リンピョウトウシャカイジンレツザイゼン・・・オンキリキリオンキリキリ・・・はぁ!」
っと力を注いでシーン終了!

【サンジェスト】
ほっとした笑みを浮かべましょう。
【GM】
はい。ではそこでシーン終了としましょう。

舞台裏の反応
この男、最強につき
【燐火】
うふふふふ
【アヤメ】
うふふふ
【サンジェスト】
いあや。楽しかった。
【アヤメ】
楽しかった……
【燐火】
あはははははは(PLが壊れた
【アヤメ】
どうどうどうw
【燐火】
次も全力です
【GM】
あれ。燐火ノーダメ?
【燐火】
うん
実はノーダメ
【アヤメ】
…ひいいい。
【燐火】
攻撃全部避けたり弾いたりしてる
【アヤメ】
本当に強いですね
【GM】
燐火は何がいいって、強いのがいいですよね。
あのロールプレイと出目によって物凄い強者っぷりを発揮。
【燐火】
あああの秘密の時点で何人か敵に回しそうだったんで
わりとPLもがっつり組んでる
【GM】
気持ちはわかります。

【GM】
では、クライマックス前にマスターシーンを挟みましょう。

M3-5.魂鎮めの巫女

マスターシーン


【GM】
GST
【ダイス】
乾いた骸の転がる合戦後。生き物の姿はなく、草の一本さえも生えていない。落ち武者たちの恨みがましい声が聞こえてきそうだ……。
【GM】
場面は篝火のシーンとなります。
燐火、出てきていただけますか?
【燐火】
はい
【GM】
篝火の秘密にあるように魂鎮の力を使用して濁流を止めるシーンとなります。
【燐火】
思い悩むような顔で篝火の所へあらわれますよ、人形態で
【GM】
はい。
戦闘後になりますね。
篝火には今、魂鎮めの力と魂振りの力、その2つが宿っています。
【小梅】
そういや渡したな。
【燐火】
ええなんだか知らないが渡してたな
【サンジェスト】
そのために頑張ってきたんだw
【GM】
この2つの力があれば、篝火は妖魔化することなく濁流を止めることができます。
【アヤメ】
止めてくれないとっ
【燐火】
巫女のまま止められるのですね

【GM/篝火】
「…お兄ちゃん」静かに、ひとりごとでも話すかのように話し始める篝火。
「私の役目、もう知ってるんだよね」
【燐火】
「ああ」
「人柱だったんだろ最初は、今は巫女か」
【GM/篝火】
「元々、生まれた時から巫女だよ。巫女として生まれてきた」
【燐火】
「巫女だから人柱にされかけたってわけか」
【GM/篝火】
「(困ったように)そういうわけでもないんだけどね」
「運が悪かったのか巻き込まれて、でも助けてもらえて」
「運良く、あなたに会えた」
【GM】
 
【燐火】
「運が良かったと思うか?もう知ってるんだろ俺のこと」
【GM/篝火】
「うん」
「だからずっと考えてた。どうやったら一緒にいられるか」
【燐火】
「俺はお前に惹かれた、惹かれたと同時にずっとお前を喰いたいと思ってた」
「一緒にいたいのにな、それと同じぐらいお前を食べたいんだ篝火」
【GM/篝火】
「うん。今はもう分かるよ、その気持ちが。私も、そうなろう、って思ったんだ」
【燐火】
「そうなる?どうするつもりだ篝火」
【GM】
篝火の体が一瞬奇怪に蠢く。だが、魂振、魂鎮の力に抑えつけられ、おさまる。
【GM/篝火】
「私、本当はね。全部から逃げ出そうと思ってた」
【燐火】
「逃げろよ」
【GM/篝火】
「でも、逃げるって本当に大変で。何も捨てずに逃げるなんて出来なくて」
【燐火】
「捨ててもいいんだぞ」
【GM】
篝火はその言葉には答えず、続ける。
【GM/篝火】
「役目も果たして、お兄ちゃんも一緒に逃げるためには」
「妖魔になればいい、ってそう決心してた。そうすれば、そうなれば、一緒にいられるでしょ?」

【燐火】
「・・・」苦々しい表情を浮かべて答えない、篝火のその言葉を燐火は肯定しない
【GM/篝火】
「おかしいでしょ?そんなことまで考えてた」
【燐火】
「お前がもし妖魔になっていたら・・・どうしてたろうな俺。おかしいのは俺も変わらないさ」
【GM/篝火】
「絶対怒ってたよお兄ちゃん。そういうとこ厳しいから」
【燐火】
「お前を拾った時、いつかこうなるってわかってた。それでもお前が愛しくて、大切で…それでも衝動を失えなかった」
「きっとお前が妖魔になっていたら怒ってた、それと多分それを防げなかった俺を許せなかった」
【GM/篝火】
「うん」
「ありがとう」
【燐火】
「もう一回言う、逃げろ篝火。俺から」
【GM/篝火】
「逃げられないよ」
「私だって、あなたが好きなんだよ」
【燐火】
「俺がお前を喰おうと思ってるのに…馬鹿だな篝火」

【GM/篝火】
「それに…」
【GM】
そこでアヤメの秘密をお渡しします。
変則ですが、ここで公開にします。後で小梅にも渡すつもりでしたので。

陣華地アヤメの秘密(再掲)

あなたは儀式忍法『護身結界の法』が使用できる。
この儀式忍法が完成すると、全てのプライズの効果に
『生命力が0になるか、複数のプライズを持ってセッションが終了すると死亡する』効果が付与される。
儀式忍法が完成し、2人の死亡した忍を人柱として捧げれば『怪天楽座』を修復できる。

【燐火】
ほうほう
【アヤメ】
カッコいい秘密でしょう!(
【GM】
つまり、現状のままだと逃げ出しても篝火は死亡します。


【燐火】
「あの人間…こんなことを」と言いながらごうっと狐火が辺りに浮かび上がります
【GM/篝火】
「だから、だからさ」
「私は逃げないよ。喧嘩しようよ、兄妹喧嘩。ろくにしたこと、なかったよね」
【燐火】
「ああ、そうだな。俺は篝火に甘いから」
【GM/篝火】
「これが最初で最後」
【燐火】
「ああ」
【GM】
逃亡生活の中、自然と笑みの消えていた彼女の顔が笑顔に変わる。
【燐火】
その篝火を優しく抱きしめる
【GM】
抱きしめられて力が抜けそうになる身体をしっかりと支え、彼女は言う。
【GM/篝火】
「それじゃ、お役目、こなしてくるね」
【燐火】
「兄として、お前を愛したものとして最後に1つだけお前のために贈り物をやる」
と燐火が言うと辺りに浮かんだ燐火の赤い狐火が篝火に付いていく
「一度だけお前を守ってくれる。次にあった時は手加減できないからな、いってこい篝火お前の役目を果たしに」
【GM/篝火】
「うん、ありがと。ほんとに甘いよねお兄ちゃん」
【燐火】
「お前もな」とだけ言って姿を消します

【小梅】
じゃぁ篝火と話したいです。
【GM】
どうぞ、出てください。
【小梅】
「篝火。」
【GM】
呼び止められて振り向きます。
憂いを捨て去ったような清々しい表情で。
【小梅】
「・・・迷いは、捨て去ったのね。」
【GM/篝火】
「うん。ちょっと恨んだんだよ?」
【小梅】
「あら、私だって燐火を恨んだわ。」
【GM/篝火】
「そうなんだ?」
【小梅】
「可愛い妹を虜にした罪は重いわよ。そうじゃない?」
【GM/篝火】
「…全部聞いてたの?」
【小梅】
「きいていなくても、その顔を見ればわかるわ。」
【GM/篝火】
「うーん、恥ずかしいなぁ」
【小梅】
「そんな顔、誰にだって見せたことないでしょう?」
にこやかな表情で笑いかけるよ。
【GM/篝火】
「…そう、かも」
【小梅】
「運命の相手が決まった、というのは少し妬けるし、可愛い妹を取られたっていうのも気分はよくないわ。」
「それがあんなハグレモノの妖魔だっていうのならなおさら。」
「私の大切な妹は、狐に化かされているのかもしれないって、そう思いたいのは姉心じゃない?」
【GM/篝火】
「うー」
【GM】
何も言い返せないまま、俯いている。
【小梅】
「おいで、篝火。お姉ちゃんがおまじないを教えてあげる。」
【GM/篝火】
「う、うん!」
【小梅】
じゃぁこう腕を広げておいでおいでする。
【GM】
では、表情を引き締めて、そちらへ行きましょう。
【小梅】
では、近づいてきたところでぎゅっと抱きしめる。
【GM/篝火】
「…!も、もう…」
【小梅】
「じっとしてなさい。あなたにも、このおまじないを伝える日が来たんだなって、お姉ちゃんちょっと寂しいんだから。」
【GM】
じゃあその言葉に頷いてじっとしていましょう。
【小梅】
「いい?一度しか言わないからちゃんと覚えるのよ。」
「困ったとき、辛いとき、悲しいとき。」
「泣きたいとき、怒ったとき、笑顔になれないとき。」
「そんなときは、一番大好きな人の顔を思い浮かべながら、こう言うのよ。」
「『絶対に、大丈夫。』ってね。」
【GM】
じゃあ泣きそうになるのを堪えて、こく、と頷くと小梅から離れましょう。
【小梅】
「がんばりなさい、篝火。恋する女の子は、強いんだから。」
【GM/篝火】
「うん。ありがとう、お姉ちゃん。それじゃ、やるよ。見ててね」
【小梅】
「えぇ、でも私だって見てるだけじゃないわ。一緒にがんばるの。そうでしょ?」
【GM/篝火】
「うん!」
【サンジェスト】
みんなに大事にされているな。篝火は。

【GM】
じゃあ、頷いた篝火が祝詞を。次第に彼女が持つ魂振の力、魂鎮の力が光を放ち出す。
【小梅】
祝詞で儀式をサポートしましょう。
【GM】
はい。それでは二人の声が響き、次第に周囲で鳴り響き続けていた激しい流れの音が消えていきます。
【サンジェスト】
おお。
【GM】
では、そこでシーンを閉じましょう。

M3-6.そして舞台は整った

【GM】
快天楽座の中、中央の空で一人の忍が呟く。
【GM/罪夜】
「さてさて、揃いも揃った役者が5人か」
「獣というのものは面白いな。これだから隠忍を相手にするのはやめられん」
「肥えろよ超えろよ大きくなれよ。妖魔となって俺の敵になれよ」
「だが、ここは陣華地の顔を立ててしばらく大人しくしていようか」
「崩壊するようなら、その時は俺の好き勝手にやらせてもらうがな、カッカッカッ!」
【GM】
というわけで高笑いした。エンド。
【小梅】
魔王だなー
【燐火】
高みの見物だーーーー
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シノビガミ リプレイ『濁流』