→2
シノビガミ リプレイ『濁流』

OP.導入フェイズ

【GM】
こんばんはー
【PL4】
こんばんは
【PL3】
こんばんはー
【PL2】
こんばんは!
【PL1】
こんばんはー

募集に応じてIRCに集まったのは5人の男女。
いずれも気力十分。これから始まるセッションを待っていた。

【GM】
皆様お集まりいただきましてありがとうございます。
早速ですがシノビガミ『濁流』を始めていきましょう。宜しくお願いします!
【PL3】
宜しくお願いします!
【PL2】
おねがいします!
【PL4】
よろしくお願いいたします。
【PL1】
お願いします!
【GM】
まずは今回予告!

今回予告

地獄門の崩壊と共に暴れ狂う龍脈。
その龍脈に晒され、各地で禁忌を封印する結界が悲鳴を上げる。
鞍馬神流が管理する結界『怪天楽座』もまた例外ではなかった。
最悪の魔神『罪夜』を封印しているこの結界が破壊されれば、
更なる悲劇が生み出されるだろう。
決死の修復作業に当たる鞍馬の忍たちの元へ更なる厄介ごとが舞い込む。
比良坂機関から逃げ出した妖魔『篝火』とその手助けをした忍が『怪天楽座』へと
逃げ込んだのである。
妖魔2匹を抱え込み、更に軋みを上げる『怪天楽座』。
このまま龍脈に呑まれれば、結界の破壊は免れないだろう。
濁流に翻弄される忍たちの時間との戦いが始まった。

【PL2】
かっこいい!
【GM】
地獄門の崩壊、とありますので時間軸的にはシノビガミ怪の時間軸となります。

GM注釈
※『シノビガミ怪』では地獄門が崩壊して中から妖魔が出てきたため、
 六大流派が一時休戦し、手を組んで妖魔討伐を行っていく、というストーリーが展開される。

【PL2】
つまり六大流派が仲良しなんですかね。
【GM】
ナカヨシ
【PL1】
仲良し()
【PL3】
含みを持って仲良しな感じ?
【PL2】
ナルホド
【PL4】
どうかな?
【GM】
まだ崩壊直後で混乱してる感じですかね。過渡期にあると思ってもらえれば。

【GM】
まぁ、今回はあんまり関係ないっす。
【PL4】
どっちだよ!
【GM】
なんか力が溢れて、妖魔が逃げ出したーってことさえおさえてくれりゃ
そんな所で起きた事件ですね。
さて、シナリオのざっくりとした紹介はこれくらいにしまして。
早速ですがPCの紹介をお願いします。
PC1から順番にやっていきましょう。

OP-0.PC紹介


PC紹介1:燐火

燐火(リンカ)

年齢:22 性別:男 信念:情 表の顔:大学生
流派:凶尾 流儀:気高く生きる
仇敵:比良坂機関、鞍馬神流
背景:侵食、特殊忍具

使命:【篝火を逃がす。】
導入
『篝火(※NPC)』と共に逃亡していたあなたの目の前に現れたのは空間に現れたひび割れ。
背後には追っ手、上下左右は荒れ狂う龍脈の濁流があなたたちを飲み込もうと迫ってくる。
背に腹は変えられない。あなたたちはそのひび割れに飛び込んだ。

篝火(NPC)
使命:【逃げ切る。】
設定
PC1と共に地獄門から逃げ出した妖魔。

【PL1】
はーいPC1、燐火です(【PL1】→【燐火】)
【燐火】
PC名は燐火
隠鬼の血統の凶尾で男の22歳、普段は大学生をやってました
【GM】
気高い大学生。
【燐火】
気高いよ!

【燐火】
今回妹の篝火が比良坂に捕まったので、その妹を逃がすために比良坂に喧嘩売って逃げました
【PL2】
妹・・・だと!?
【PL3】
妹なんだ!
【燐火】
GMに聞いたら関係性好きにしていいって言われたので妹にしてみた!
いいだろう妹だぜ妹
【PL2】
それは一粒で二度おいしい!
【PL4】
ヒロイン候補現る!
【PL2】
ま、負けてなるもんかww
【燐火】
あっうちはシスコンですシスコン(身も蓋もない

【燐火】
ちなみに本性は三尾の狐です
普段は人の姿に化けてます
【PL4】
凶尾か。怖いなあ。
【燐火】
三白眼の目付きの悪い金髪のニーちゃんだよっ
以上!
【GM】
はいはーい。宜しくお願いします。

舞台裏の反応
冒険企画局の罠
【燐火】
ちなみにPC名が決まらなくてTwitterで火のつく言葉って呟いたら
冒険企画局の近藤局長から炬燵とか飛んできたけど
さすがに名前でシリアスが壊れるのでやめましたw

【PL2】
うい。じゃぁ自分かな。

PC紹介2:小早川小梅

小早川小梅(コバヤカワ・コウメ)

年齢:18 性別:女 信念:和 表の顔:高校生
流派:醜女衆 流儀:男に負けない
仇敵:隠忍の血統、鞍馬神流

使命:【篝火を捕らえる。】
導入
妖魔『篝火』とPC1の捕獲忍務を受けたあなたは、
謀略を張り巡らせ2人を追い詰めることに成功した。
しかし、『篝火』とPC1は空間に出来たひびに吸い込まれるようにして
あなたの目の前で消えてしまった。

【小梅】
PCは小早川小梅。比良坂機関、醜女衆の秘蔵っ子です。
本人は戦う気が無いのに、持って生まれた巫女の力で西へ東へえんやこら。
気づいたら妖魔退治のエキスパートになってた夢見る18歳です。
本人は白馬の王子様の登場を夢見ている乙女。だが戦場が彼女を呼ぶ限り、戦い続けなくては!
そんな感じですね。以上。

【小梅】
ちなみにいつでも巫女服を着ている痛い子です
【GM】
いつでも忍者装束よりマシじゃないかな…
【PL3】
巫女さん姿ならヒロインばっちりそうな予感も
【PL4】
巫女かあ。キャラ立っているなあ。
【GM】
いいですねいいですね。

【GM】
信念:和、だとぉ…(※GMはサツバツ好き)
【小梅】
夢は世界平和!比良坂は戦わない!
今回は裏表無いヒロイン形キャラをやろうかと。
【PL4】
早くもヒロイン対決の予感。こちらも見物ですな!
【GM】
わくわくしながら見守りましょう。宜しくお願いします!

舞台裏の反応
笑顔の巫女マスク
【アヤメ】
醜女衆好きなんですよねー、いいなー。
あれ、どうやって顔隠してはるんだろう
【小梅】
きっとなんか術とか変装とかで隠してるんですよ
【GM】
マスクか。

【GM】
では、続きましてPC3。
【PL3】
はーい

PC紹介3:陣華地アヤメ

陣華地アヤメ(ジンカチ・−)

年齢:83 性別:女 信念:情 表の顔:隠居した結界師
流派:魔王流 流儀:魔物を殺す
仇敵:隠忍の血統
背景:絆(殺意:燐火)、冷たい心

使命:【怪天楽座を修復する。】
導入
最悪の魔神『罪夜(※NPC)』を封じた結界『怪天楽座』。
この結界が地獄門の崩壊と共に軋みをあげ、ひび割れた。
『怪天楽座』の管理者であるあなたにはこの結界を修復する義務がある。
濁流に乗って流れてくる有象無象の妖魔を前にあなたは覚悟を決めた。

罪夜(ツミヨ)
使命:【復活する。】
設定
シノビガミに等しい力を持つと言われる最悪の妖魔。

【PL3】
PC3、陣華地(じんかち) アヤメという名前です。83歳、鞍馬で魔王流のばーちゃんです。
【アヤメ】
お婆さんですが足腰も目も耳も達者なので問題ありません。身長低めでこじんまり。
普段は結界を見守りながら悠々自適の暮らしだったんですけどね、こんなことになったのでよっこらしょ、と。



【燐火】
ばーちゃん・・・だと・・・
勝てる気がしない
【PL4】
なんという新機軸!?
【アヤメ】
私にとっても新しいのです、どんなTRPGでもネトゲでもばーちゃんは未経験です、大丈夫かな、大丈夫です、きっと。
【GM】
イラストがいいですね、ばあちゃん。
【小梅】
ばーちゃんかっこいい!
【アヤメ】
ありがとうございます、ふふふ。

【アヤメ】
で、ヒロイン競争には入れますか。
【GM】
入れますよ。
【アヤメ】
やった。
【GM】
ガンガンいってください。

舞台裏の反応
絆大事に
【燐火】
ぎゃぁぁぁぁぁぁ
また殺意もたれてるぅぅぅぅぅ
【アヤメ】
「また」? あ、そうなんですごめんなさい、ごめんなさいです。
【燐火】
俺がなにしたし(前回別のセッションでも殺意持たれてた人
【GM】
wwwww
【小梅】
うはwwwww
【燐火】
いいんだ・・・PC1は孤独なんだ
【アヤメ】
主人公は孤独なものです!(…

【アヤメ】
どうぞ宜しくお願いしますね、お手柔らかに、お手柔らかに。
【GM】
格好良いばあちゃんを楽しみにしてます。宜しくお願いします。

【PL4】
あ。既婚ですか?アヤメさん。
【アヤメ】
多分ずっと一人だったんじゃないかとかつらつら考えておりましたです
弱点「冷たい心」なんで
【PL4】
じゃあ。マドモアゼルね。
【GM】
マドモアゼルww
【PL4】
どうやら仲間っぽいのでw
【アヤメ】
あの、ホントにPC4さんどんな人かw
【GM】
さ、それじゃPC4いってもらいましょうかw
【小梅】
うぃーむしゅーw

PC紹介4:

サンジェスト・バロア(−・−)

年齢:23 性別:男 信念:忠 表の顔:貴族
流派:世界忍者連合 流儀:自分の実力を忍びの世に喧伝する
仇敵:比良坂機関
背景:追加忍具、政治的対立

使命:【怪天楽座を護り切る。】
導入
あなたはPC3(陣華地アヤメ)に雇われた忍である。
『怪天楽座』に秘められた力を求めて襲い来る忍や妖魔を全て排除し、
『怪天楽座』を護り切ることがあなたの使命である。

【サンジェスト】
名前はサンジェスト・バロア。23歳のフランス人の男性です。
フランスのベルサイユ忍者。
「薔薇剣(そうびけん)」の異名を持つ。
フランス名門忍者貴族バロア家の嫡子。艶やかな金髪に透き通るような肌。美しい女性のような外見。
深紅のベロアのロングコートを着ている。
【GM】
ベルサイユwww
【アヤメ】
ばーちゃん以上に想定外なんですが!!>フランスのひと
【サンジェスト】
こんな感じです。よろしくお願いします。
【GM】
はーい、宜しくお願いします!

【GM】
で、GMはMASASHIGEがつとめます。皆様宜しくお願いいたします。
えー、一応言っとこうかな。
【小梅】
ん?
【GM】
みんな。おこんないでね。
【小梅】
え?
【アヤメ】
えっ
【燐火】
えっ
【GM】
さて!
始めましょう。

【小梅】
シリアスシリアスシリアス
【アヤメ】
シリアスシリアスシリアス
【燐火】
シリアルシリアルシリアル
【サンジェスト】
山風山風山風!よし!
【小梅】
こらw
【GM】
まず、今回のシナリオの特殊ルールの説明から。

■特殊ルール
・戦果として自分のプライズを相手に押し付けることが可能。
・ドラマシーンであってもプライズを受け渡すことは出来ない。

【小梅】
なにこのプライズが×ゲーム感。
【燐火】
ねっ
【アヤメ】
バクダンとか巨大風船みたいですよね。
【サンジェスト】
戦えってことかw。

【GM】
プライズの秘密などは存在しません。人物調べてくださいませ。
現在プライズ持ってるのはアヤメさんです。怪天楽座を持っています。
【小梅】
でも崩壊寸前の結界なんて嫌だw
【アヤメ】
これを直すのが私の使命なんで頑張るんですよー。
【GM】
では早速ですがはじめましょう。

導入フェイズの進め方

【GM】
導入フェイズですが、PC1とPC2を合同、PC3とPC4を合同で考えてます。
【小梅】
初回から演出戦闘をしろとGM様がおっしゃっておられる!
【GM】
まさしく。
【サンジェスト】
熱い!
【アヤメ】
なるほど
【GM】
まずはPC1とPC2やってもらって、そのあとPC3、PC4でいいでしょうか。
【小梅】
はーい
【燐火】
はーい!お願いします!
【サンジェスト】
はい。わくわく。
【小梅】
どきどき

OP-1.運命は口を開けて待っていた

シーンプレイヤー:燐火&小早川小梅


【GM】
では、はじめましょう。

【GM】
ざぁざぁと大雨が降る中を二人の忍が駆ける。
【小梅】
じゃぁその雨を水術で操ってるのは私です。
【GM】
いいですね。
【小梅】
足場をぬかるませたり、木を倒したりします。
「忍法・・・生命流転!」
生命の源たる水に働きかけて、天候や自然、大地までも操る秘術!
【燐火】
襲い来る雨を狐火で蒸発させつつ倒れてきた木を一瞬にして灰にします
ちなみに今の燐火の姿は大きな狐です尻尾が三尾で人を背中にのせられそうなサイズ

【小梅】
「・・・やりますね。だが逃がしません!」
【燐火】
「篝火っ急げ、追いつかれるぞ」
【GM/篝火】
「はぁ…!はぁ…!お兄ちゃん!」一瞬動きが止まる篝火。
【小梅】
「そこです!」
水が牢獄のように襲い掛かる!
【燐火】
「篝火っ」と叫ぶと水の牢獄を打ち破るように炎が取り巻きます
【小梅】
「あなたとその妖魔は逃がすわけには行かないのです!」
【GM】
水と炎がせめぎ合う中、その均衡を打ち破ったのは篝火。
【GM/篝火】
「あ、あ、あ、ガ、アァァアア!!!」
【小梅】
「な、なに!?」
【燐火】
「篝火!?」慌てて篝火に近づこうとする
【GM】
身体から8本の腕を出し、水の檻を引きちぎります。
【GM/篝火】
「あ、あぁ…!ぐっ…!!」胸を押さえてうずくまる。

【小梅】
「観念しなさい。妖魔はおとなしく、闇に帰るのです。」
札を構えてジリジリと近づきます。
【GM/篝火】
「くっ」(小梅を見て、悲しそうな顔をし、燐火を見る。
【燐火】
「やめろっ篝火に触るな」遮るように立つと小梅を睨みつけます
ぐるるると威嚇してる感じ
【GM】
睨み合う3人の忍。

【GM】
その中央に違和感を感じる。>燐火、小梅
【燐火】
ビクッとして反射的にそちらを見る
【GM】
それはひび割れ、ひずみ、ゆがみ。時空がねじくれて何かを吐き出そうとしている。
【小梅】
「クッ、しまった!」
あわてて札で時空の歪みをとめようとします。
【GM】
篝火は意を決したように燐火を見ます。
【燐火】
篝火の視線に黙って頷く
【GM】
では、篝火は兄が頷くのを確認して、時空の歪みへと走って篝火は飛び込みましょう。
【燐火】
その後を追って飛び込むと篝火の服の端をくわえようとする
【小梅】
続いて飛び込もうとしますが?
【GM】
はい。では小梅も飛び込んで構いません。ただ、手は届かない感じで。
【小梅】
「篝火・・・どうして・・・?」
悲しそうにひずみから出て、曇天の空をにらみましょう。
【GM】
では、歪から出た小梅を置いて、篝火と燐火は結界の中へと入り込むことになります。
隠されていた結界、史上最悪の悪鬼を抱え込む『怪天楽座』の中へと。
【燐火】
(くそっあいつがなにしたって言うんだ…)
(なんでこんなことに…篝火は俺が…)

【アヤメ】
その頃きっと、結界への侵入者を察知して、アヤメが苦い顔をしております、きっと。
【GM】
というところでシーン切っていいでしょうか。
【燐火】
はーい!
【小梅】
はいはーい

GM注釈
重要なファーストシーン、この間わずか15分。
テキストオンセの掛け合いで行われたハイスピードバトルにGMは戦慄していた。

舞台裏の反応
【サンジェスト】
ヒロイン対決、第一番。引き分け!
【アヤメ】
“火術”と“水術”なんだ…すてきだ
【燐火】
まさか水とは思わなかった

【アヤメ】
うまーい、うますぎる。
【サンジェスト】
素晴らしい。早くも超絶忍者バトル!
【アヤメ】
さいっしょっから凄い、それもこんなテンポ良く。わぁぁぁん。
【小梅】
なかなくていいんだー
【サンジェスト】
こちらはゆっくりやるのですw
【アヤメ】
すごーくもう、楽しんで読んでしまっております…w うん、ゆっくり……おばーちゃんリズムでよろしくです(?
【サンジェスト】
はいw

OP-2.雨霧に響く魔神の哄笑

シーンプレイヤー:陣華地アヤメ&サンジェスト・バロア


【GM】
では続きましてPC3とPC4。
シーンとしては、迫り来る下級妖魔と戦いながら結界を守ってたら侵入者が、という場面を想定しています。
【サンジェスト】
結界の中でしょうか?
【GM】
メインフェイズから結界の中を想定してるので外かな。中でもかまいません。
【アヤメ】
大き目のひびわれあたりで防衛線?
【サンジェスト】
では。アヤメさんが頑張っているところに登場する感じにしましょうか。
【アヤメ】
サンジェストさんは、既に雇ってるハグレモノのひとですか。
【GM】
そうですね。

【GM】
では始めましょう。

【GM】
迫り来る妖魔の群れ。崩壊した地獄門から溢れてきた妖魔は、力に群がるようにこの地へ訪れていた。
圧倒的物量で襲い来る妖魔を相手に、一人、また一人と警護の忍が倒れる中、『怪天楽座』を持つ陣華地アヤメは陣頭指揮に立っていた。
豪雨の中、雲霞の如く押し寄せる異形の群れ。
今まで散発的に現れていた妖魔が、1匹のリーダーの元、隊列を組み迫ってきます。

【アヤメ】
「全く、余計なことをしてくれた……こんな小物のうちはまだいいが」言いながら、鞍馬の若い衆と一緒に戦っておりますよ。
【GM/若い衆】
「え、え、え…!こ、こんな大群!!」
【サンジェスト】
登場していいですかね。
【アヤメ】
はーい、大丈夫
【サンジェスト】
では。本人は姿を現さず、戦場に紅い薔薇の花びらが舞い込んできます。
【アヤメ】
「何をやっとるかっ!」若い者には負けないとばかりに、溢れる妖魔の群れに突っ込もうと…薔薇に気付いて足を止める
【サンジェスト】
どこからともなく美しい声が「ベルサイユ忍法「紅薔薇香花天舞」……」
薔薇の香気によって次々に倒れる下級妖魔たち。
【GM】
はい。では香気によって眠るように妖魔が倒れていきます。
【アヤメ】
リーダー1匹だけ倒れてないのですね
【サンジェスト】
そうしましょうかw。
【GM/妖魔リーダー】
「グ、グガアァァァ!!」
【GM】
それを見て、与し易いと考えたのか、アヤメの方へ襲いかかるリーダー妖魔。
【サンジェスト】
ダメだ。リーダーww
【アヤメ】
「ふん、大人しく封じられておれば良かったものを!」
とん、と軽くアヤメが飛び上がると、リーダーの背も飛び越して宙に浮きます。
【GM/妖魔リーダー】
では、標的を見失って、一瞬棒立ちとなります。すぐに振り返ろうとしますが…?
【アヤメ】
「無限忍法・魔刃嵐!」宙から手裏剣を、今降ってる豪雨のごとく投げつけます
それから、リーダーが振り返った先に着地しますね。
【GM】
では、その手裏剣を全て食らって、振り返りながらどぉっと音を立てて倒れます。
【サンジェスト】
ナイス忍法!
【GM】
舞い上がる血しぶき、しかしそれもすぐ雨に洗い流されていきます。
【アヤメ】
ではそれを一瞥してから「全く、お前たちが遅れをとってどうする!」若いのを叱り付けて
【GM/若い衆】
「す、すみません!!」
【GM】
一息つけるか、そう思ったアヤメに連絡が。

【GM】
別の若い衆からの連絡ですね。「陣華地様!これを…!!」
【アヤメ】
「うん?」なんでしょう。
【GM】
雨霧に映像が映し出されます。
先ほどの燐火と小梅の戦いの余波で歪みが生じ、燐火たちが結界内に現れたことを示しますね。

【アヤメ】
「色男!あんたも見ておくといい」サンジェストを映像のそばに呼びますよ
【サンジェスト】
出番か!
では。さらに薔薇の花びらの量は増える!
凄まじい香気。
妖魔を次々倒しながらそちらに向かいましょう。
【アヤメ】
ではその香りを背に、とんとんと戦場を飛んでは妖魔に止めを刺して回ります。
【GM】
そうですね。では倒れる妖魔の屍を踏み越えながら新しい妖魔がどんどんと来ますが、それすらも薔薇の香気に倒れていきます。

【サンジェスト】
「遅くなりまして申し訳ございません。麗しきマドモアゼル」
大きな樹の枝に優雅に足を組んで座っている。長い金髪と深紅のコートが風になびいている。一輪の薔薇の花を手に持っている。
やっと登場したw。

【サンジェスト】
「サンジェスト・バロア。ただいま参上いたしました」
【アヤメ】
「早かろうが遅かろうが、役に立つか立たないかさ、あんたはよくやってくれてるよ」
「さんじゅすと、さん……ええい、外の名前は、呼びにくいんだ」
【GM】
サンジェスト・バロア。彼の後ろには死屍累々と妖魔が横たわっていますね。
【サンジェスト】
全部倒して来たので時間かかったのですねw。
【アヤメ】
「いいところに来たね、あんたに更に働いてもらわなきゃならないよ」
「初めはただの色男かと思ったが、なかなか、なかなか」
【サンジェスト】
「よろしくお願いします。マドモアゼル。ここが例の結界ですか」
【GM】
さて、それじゃ侵入した妖魔『篝火』と燐火の姿が映る雨霧鏡。
【サンジェスト】
「これは……」

【GM】
それに注視していた若い衆が「こ、こいつらを何とかしないと…うわぁあ!」
と言ってどさ、っと倒れる。後ろからは第二陣、第三陣の妖魔の群れ。
【アヤメ】
「全く、次から次へと……年寄りに手間かけるんじゃないよ」

【GM】
振り返り、妖魔と再び相対しようとしたアヤメ、サンジェスト達の耳に届くのはこの世のものと思えない絶叫、いや、笑い声。
雨霧鏡の奥から聞こえてきます。
【サンジェスト】
なんだ?
【GM】
喜悦の声を上げるは最悪の魔神『罪夜
【アヤメ】
「そう、ここが、この世で最悪の妖魔を閉じ込めた結界さ……そうら」
【GM】
その声を聞いた外にいた下級妖魔は恐れをなして近づけなくなっていますね。

【サンジェスト】
「急ぎましょう」
【アヤメ】
「ああ、急いでこのひび割れた結界を修復しなきゃならない……ただ」
【GM】
震えていた下忍たちがサンジェストとアヤメに言います。「ここは、私達で何とかします。でも…アレは……!」
【サンジェスト】
「ここは貴方の僕にまかせましょう。私たちは行かねばならない。そうでしょう」 美しい笑み。
【アヤメ】
「そうさな、余計なのが入ってきてるからね……あいつらが魔神『罪夜』にちょっかいを出す前に、私たちで何とかするかね」
【サンジェスト】
「では」と手を差し伸べる。手をつなごうという意思表示w。
【アヤメ】
余裕の笑みの横で顔をしかめてますけど……ん?となって手を見て
「なんだいそりゃ」
【サンジェスト】
「我が祖国フランスでは女性は年を重ねるほどに美しいとされています。さあ参りましょう。地獄へ……」
【アヤメ】
「わたしゃまだ一人で歩けるわ。それにね、女の魅力は度胸だよ。地獄でもなんでもこいだね」
流石に手をつないだりはせずに、一人で高速機動に入りますよ!
【サンジェスト】
ほほえましく眺めてその後をついていきます。
【GM】
はい。それでは雨の中、ざっざっざ、と結界の中へ入っていく二人。
【サンジェスト】
締めてもいい感じですかね。最後に一言いいますがw
【GM】
どうぞ。
【サンジェスト】
サンジェストは紅い薔薇の茎を口にくわえ、艶然と微笑む。「(『怪天楽座』か……。おもしろい!)」
以上です。

【GM】
えー、非常に素晴らしかった。
【小梅】
うむ。すばらしかった。
【アヤメ】
お疲れ様でしたー…うわー。あとで転げまわりそう。ありがとうございました。
【燐火】
二人共かっこいいなぁ
【小梅】
いえいえ、みんなかっこいい。

舞台裏の反応
ツボ108式
【小梅】
ばーちゃんwww可愛いwwwまけてらんねぇwww
【燐火】
バーちゃんまじかわいい
そして薔薇紳士がツボです
【アヤメ】
紳士がまぶしいのです
【燐火】
なんだあの紳士かっこいいじゃないか
【GM】
ツボばっかじゃないかw
【燐火】
えっ私のツボは108式以上ありますよ?
【GM】
押し放題か!
【燐火】
押し放題だ
【小梅】
つぼ押し放題www

【GM】
では、メインフェイズに入っていきましょう。
→2
シノビガミ リプレイ『濁流』